合格の知らせ

二級建築士の学科試験が、7月4日(日)にあり、まだ、正式発表ではないのですが、自己採点で合格です、とのメールが届いてます。


今年初めて受験した卒業生や、去年駄目だった卒業生から、合格のメールが届くと、私たちもうれしくなります。


9月の製図試験まで、2ヶ月しかありません、1枚でも多く図面を描くことが合格につながります、ガンバレ受験生

二級建築士 製図試験

二級建築士 製図試験が9月14日に行われました。


今年の、専攻科学科試験結果は16名中14名合格、87.5%(全国平均37.5%)と全国平均に比べ非常に高い合格率になりました。また、自己採点では全教科100点満点の所、専攻科の学生は2名も93点取りました。


その、学科試験に合格した14名が14日に行われた製図試験に挑みました。


製図試験の合格発表は、12月4日で、教員一同、全員合格を願っています。


16日には、専攻科に進学しなかった、夜間の学生と専攻科の学生とで、学校近くの居酒屋で「1回目のお疲れさんの飲み会」を開きました。そこで専攻科の学生は、何で学科試験で93点も取れたのか、最高得点取った学生に質問が集中していました。

2級建築施工管理技術検定 65%合格

 平成19年度 2級建築施工管理技術検定試験の


        合格率65%でした


全国平均46.7%の合格率のところ。建築学科、建築科を含めた、受験者数60名に対し、39名合格しました(65%)。特に建築科においては23名中、18名合格し合格率78%にも達しました。


 

一級建築士の試験制度の見直し

現在、建築士制度の見直しが進められています。


耐震偽装事件などを反省し、建築士の制度を厳しくしようとしています(以前のブログにも記事がありますので参照ください)。


>>建築士制度の見直し
>>建築士制度の見直し NO-2


いよいよ今年、法律(建築士法)が改正されます。


従って、新しい試験、学歴用件(学校のカリキュラや卒業条件など)、実務経験などは、平成21年度から適用されることになります。


これから専門学校などで建築を勉強しよう、と思っている人にとっては、学歴用件などに影響が及びます。


 


ということは・・・、平成20年度に入学すれば今までと同じですが、来年入学すると、厳しくなる制度が適用されてしまいます!


 


入学するなら、この4月からが最後のチャンス!


 


高校生は卒業年度を変えることができないので気の毒ですが、社会人の方で将来建築士の資格を取得したいとお考えの方は、今すぐ入学するのがお得です。


学歴用件などについては、現在の基準が適用されるからです。ただし、試験を受けるのは先のことですから、新しい制度の試験を受験しなければなりません。


 


では、試験はどのように変わるのでしょう。


 


昨年9月に、一級建築士試験の見直しの方向性が公表されました。


その発表内容を紹介しましょう。


 


現在の試験は、1次試験として学科試験が行なわれ、その合格者に対し、2次試験として設計製図の試験が行なわれています。


1次試験に合格すると、その年の2次試験が不合格でも、翌年は2次試験のみ受験すればよくなります。


ちなみに、平成19年度の合格率は、学科試験が11.3%、設計製図試験が49.4%で、両方合格して一級建築士の資格を取得できた人は、受験者全体の 8% です。


(最終合格者数には、2次試験のみ受験した者を含みます。)


 


新しい制度では、この2段階選抜 ―学科試験と設計製図試験― の方式に変更はありません。


ただし、内容が多くなります。


 


学科試験は、現在の4科目から5科目に増えます。


現在は、計画(環境・設備を含む)25問、法規25問、構造25問、施工25問の合計100問の問題を、合計6時間の試験時間で解答します。


新制度では、計画の科目でまとめていた環境・設備に関する問題を別の科目として独立させ、計画20問、環境・設備20問、法規30問、構造30問、施工25問とし、合計125問にしようと考えられています。


試験時間も30分~1時間程度延長となります。


 


設計製図の試験は、現行の試験と同様の設計課題の内容を基本としますが、周辺環境に配慮した計画、構造設計や設備設計に関する能力も試される内容が加えられます。


これに伴い試験時間は、現在の5時間30分から30分~1時間程度延長となります。


 


現在の試験でも、幅広く深い知識が要求されており、試験時間も長く、受験生にとって負担になっています。


この上さらに内容を増やし、試験時間も延長するとなると、受験生への負担は相当大きなものになるのではないかと危惧されます。


 


以上が、新しい一級建築士試験の概要です。


二級建築士については、まだその方向性が公表されていません。


一級建築士の状況から推測されることは、二級建築士といえども、難しくなることはあっても簡単になることはない、ということです。


現在の二級建築士の試験は、上記の一級建築士の試験とほぼ同じです。


形式は同じですが、設問内容が高度になります。


相違点としては、設計製図の試験時間が4時間30分であること、学科試験に合格すればその年を含めた連続3回設計製図試験を受験できること、などです。


学科試験の合格基準点も異なり、二級建築士試験では、60点(なおかつ各科目13点以上)ですが、一級建築士試験では、67点(なおかつ各科目13点以上)となっています。


 


二級建築士の合格率は、平成19年度の場合、学科試験が31.9%、設計製図試験は50.9%で、最終的な合格率は、19.7%でした(最終合格率には設計製図試験の2、3回目の受験生を含む)。


一級建築士と比較すれば易しいように見えますが、5人に1人しか受からない訳ですから、決して易しいとは言えないでしょう。


 


二級建築士の試験制度に関しても、いつ見直されるか分かりません。当面この問題については、目が離せません・・・。


読売理工医療福祉専門学校:建築系学科

二級建築士製図試験解答速報!


昨日、本校建築士専攻科15名が二級建築士製図試験を受験しました。


本日これから専攻科の報告会が行われます。そこで配布される、


加藤先生作成の平成19年度製図試験の解答速報をとりあえずアップします。


昨日学生から問題を受け取り、一晩で2つの解答例を作成されました。


受験者の皆様、ご自分の解答を見比べてくださいね!


こちらは、斜線の部分に建物を入れた場合の解答例です。


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こちらは、斜線の部分に建物を入れなかった場合のちょっと無理やりな解答例です。問題には駐車スペースとその出入り口とありましたので、本来こんな無理はしなくてはいいのですが・・・・。


H19製図試験解答速報その2


 

二級建築士 全員合格

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二級建築士 学科試験 全員合格


 8月28日に、二級建築士学科試験の合格発表があり、本校「建築士専攻科」の学生が、


 全員合格


 (合格率100%


 となりました、(´∀`) 


 全国平均合格率31.9%でした。


 現在、専攻科の学生は、製図試験に向けて、猛勉強中です。

二級建築士設計製図試験対策授業開始

二級建築士の設計製図試験は、9月16日に行なわれます。建築士専攻科では、7月5日から設計製図試験対策の授業を開始しました。


今年度の設計製図課題は、『住宅地に建つ喫茶店併用住宅(木造2階建)』で、全国共通課題となっています。平成16年度以降の二級建築士の設計課題は全国共通になっています。16・17年度が木造、18年度は鉄筋コンクリート造でした。4回目となる今年度は、再び木造です。


16~18年度と異なる点は、設計課題の発表時に、要求図面が指定されなかったことです。過去の出題傾向からは、1階平面図兼配置図(1/100)、2階平面図(1/100)、矩計図(1/20)及び面積表が、ほぼ確実に出題されると考えられます。16年度には、これらに2階床伏図兼1階小屋伏図(1/100)が加えられ、計4種類の図面と面積表が出題されました。17年度には、さらに立面図(1/100)が追加され、計5種類の図面と面積表が出題されました。


15年度以前は基本図面に加え立面図が出題されていたのですが、社会全体の建築構造に対する問題意識から、伏図が出題されるようになったと考えられます。しかし、立面図が描かれていないと、建築物の形状が分からない解答となってしまうため、伏図に加え立面図も出題することになったと思われます。


このような出題傾向から考えて、今年度の要求図面も、平成17年度と同様に、1階平面図兼配置図、2階平面図、矩計図、立面図、2階床伏図兼1階小屋伏図及び面積表となる可能性が高いと思われます。


さらに出題傾向の分析などについて、ブログで紹介していきたいと思います。


建築士専攻科では、どのような要求図面に対しても対応できるよう、綿密に授業内容を検討し、設計製図試験対策の授業を開始しました。全員が学科試験に合格していると思われますので、クラス全員一丸となり、作図練習をしています。7月の練習の成果は、矩形図が1時間で描けるようになったことです。また、伏図も理解し、各自で構造計画が考えられるようになりました。


今日から2週間夏休みとなりますが、8月後半からは、本格的に設計製図試験対策の授業を行なっていきますので、また御報告します。

二級建築士学科試験解答速報【法規】


遅くなりましたが、最後に法規についてです。


 


■初めて見る形式の問題もあり、昨年度と同様にやや難しいようである。ここ数年は、毎年のように新しい傾向の問題が出題され、全体的に難易度が上がったように感じられる。だが、過去に出題されたパターンの問題も多く、落ち着いて解答すれば十分高得点に達することはできる。


 


●建築基準法に関する出題は23問で、一般構造に関する部分(問題5~8)に新傾向の問題が多い。また、最近は斜線制限の問題(問題22)が複雑になっている。過去問と同じ形式の問題の中に、受験生が引っかかりそうな選択肢が見られるので注意が必要である。


 


問題1は用語の定義に関する出題で、基本的な問題。答は2。「準耐火性能」の説明が耐火性能の説明になっている。


問題2も基本的な問題で、答は4。鉄骨造で階数が2であるから、この建築物は法6条1項三号に該当し、大規模の模様替をするには確認申請が必要となる。


問題3も基本的な問題。答は5である。小規模なペントハウスは階数に算入されないが、この場合のペントハウスの水平投影面積は30㎡で、建築面積の1/8以上となるため階数に算入する必要がある。従って階数は4となり、誤り。


問題4は難しくはないが、慌てていると間違える。


イ.は規則1条の3表の1に書かれている。正しい。過去にも出題されたことがあるが、施行規則を見たことがないと探すのに苦労する。 ロ.工事届のことであるから、法15条により、施工者ではなく建築主が届け出なければならない。誤り。 ハ.仮使用承認は、一般的に、特定行政庁に提出するものだが、完了検査の申請をした後は建築主事に提出する。誤り。法7条の6第1項一号のカッコの中に書かれているので見落とさないように注意しよう。 ニ.工事完了4日以内に指定確認検査機関へ完了検査の申請をすれば、建築主事に申請する必要はない(法7条の2第1項)。正しい。


従って、イとニが正しいので、答は3となる。


問題5の答は2。過去には出題されていない配管設備の問題であるが、学科Ⅰ計画で給排水設備の勉強をしていれば、法令集がなくても分かる(令129条の2の5第2項一号)。


問題6の採光計算は、隣地境界線から建築物までの距離を計算する問題で、採光計算の方法が改正されてからは初めての出題となる。改正前では、このパターンの問題が平成9年度に出題されている。過去の出題パターンを研究していた人にとっては想定の範囲内であるが、準備をしていなかった人にとっては難しい問題。


距離Xを含む方程式をたてて、解けばよい。この保育室に必要な有効採光面積は、保育室の床面積の1/5であるから(令19条3項の表の(2))、70×1/5=14。近隣商業地域における採光補正係数は、 水平距離/垂直距離×10-1.0 であり、採光補正係数に窓の面積(5㎡)をかけたものが有効採光面積になる。従って、有効採光面積は {(X-0.5)/5×10-1.0}×5 となり、この値が必要な有効採光面積(14㎡)と等しいときに、Xは最小となる。よってX=2.4となり、答は4となる。


問題7は換気設備の問題だが、住戸の平面図を見て考える、新しい傾向の問題。今までにない出題形式であるため、どのように解けばよいのか分からない受験生が多かったのではないだろうか。だが、シックハウス対策のため、居室には原則として換気設備が必要であることを知っていれば、3と4は消去できる。また、居室ではない 1.台所、2.便所、5.浴室 について、便所には換気設備が必要であることを知っている人も多いから、1と5に絞れる。5の文章をよく読めば、燃焼器具が室外に設置されているため、換気設備は不要であると判断できる。ある程度勉強した人であれば法令集を見なくても、5が答だとすぐに分かる。


問題8は難問である。まともに法令集を調べていたのでは、時間が足りない。直感に頼るしかないだろう。選択肢1に書かれている通り、石綿、クロルピリホス、ホルムアルデヒドは、有害な化学物質として建築基準法で規制されている(令20条の4、令20条の5)。新たに建築する部分には、これらの物質に対して規制がある。選択肢2は石綿を添加した材料に対する規制(法28条の2第二号)、選択肢3は多量のホルムアルデヒドを発散させる材料(第一種ホルムアルデヒド)に対する規制(令20条の7第1項一号)である。なお、問題文に空調が中央管理方式ではないとあるので、令20条の7第5項は適用されない。既存の建築物に対しては、一般に、既存不適格の規定(法3条2項)により、法の適用除外となる。さらに、既存不適格建築物に対する増築などの場合には、緩和措置がある(法86条の7)。だが、既存部分に対する石綿使用の緩和措置は(令137条の4の2)、増築部分の面積の制限や既存部分への措置などの条件があり(令137条の4の3)、選択肢4のように、既存部分への対策が必要となる。既存部分のクロルピリホスとホルムアルデヒドの使用については、令137条の15のカッコ書きにより令20条の7から令20条の9(ホルムアルデヒドに対する技術的基準)に限定されているため、クロルピリホスには技術的基準が適用される。従って、選択肢5の記述は誤りである。答は5。


問題9は木造に関する問題だが、平成10年度に出題されている問題とほぼ同じである。答は1。


問題10は鉄筋コンクリート造の基本的な問題であるが、4と5に「軽量骨材を使用する場合」と書かれていることに注意。これを見逃すと混乱してしまう。4は令73条3項を調べ、同条4項を見落とさないように、5は令74条1項一号を調べ、カッコ書きを見落とさないようにする。答は4である。


問題11は避難規定の基本的な問題で、答は2である。令126条の4第三号より、「学校等」には非常用照明が不要であり、令126条の2第1項二号により、ボーリング場は学校等に含まれる。従って、ボーリング場には非常用照明を設けなくてもよい。


問題12は、法24条の制限に関する基本的な問題である。イ.が同条二号に、ロ.が同条一号に該当するため、防火構造にしなければならない。従って、答は1。


問題13は内装制限の基本的問題。3が答である。児童福祉施設は、令115条の3第一号により、別表第1において、(2)の病院などと同じ分類になる。よって、令128条の4第1~3項により、規模に応じて内装制限を受ける。


問題14は道路等に関する問題で、答は5である。これは過去に出題されたことがある(法68条の7第4項)。2では、建築審査会の同意について記述がなく迷うが、特定行政庁は建築審査会の同意を得なければ許可できないと考えれば、「特定行政庁の許可を受ければ」という記述だけでも間違いではない。


問題15と16は用途地域に関する問題である。問題15は4、問題16は5が答となる。


問題15の4では、別表第2(り)項二号で150㎡をこえる工場が禁止されているが、300㎡以下の自動車修理工場は建築できるとカッコ書きにあるので注意。また、問題文の300㎡を読み落とすと、2も新築することができると勘違いしてしまうので注意。第二種低層住居専用地域では、学習塾や店舗などに対して150㎡以内の制限がある。問題16は、敷地が2つの地域にわたる場合だが、初めて設問の図中に建築物が描かれ、受験生を混乱させる問題になった。用途地域の制限では建築物の位置には関係なく、広い方の地域の制限に従うことを知っていれば、第一種中高層住居専用地域に旅館などを建築することができるか、という問題になる。


問題17と問題18は、面積制限の計算問題で、どちらも基本的な問題である。答は、問題17が3、問題18が2となる。ここでは、2項道路に面する場合の敷地面積を間違えないように注意。


問題19~21は、比較的簡単な問題が続いている。


問題19は、高さ制限や日影規制に関する問題で、答は4。別表第4から、4mではなく、1.5mと分かる。問題20は、建ぺい率や容積率などに関する問題で、答は1。問題21は、防火・準防火地域内の制限の問題で、看板等は不燃材料にしなければならない(法66条)ので、答は3。


問題22は高さ制限の計算問題で、道路斜線制限の検討を行なう。ただし、設定が複雑で、出題に疑問もあり、難しい問題である。道路からの高さが1.4mの生垣が道路に沿ってあり、後退距離の算定にあたり、これが令130条の12第三号でいう「網状その他これに類する形状であるもの」に該当するのかどうか迷う。一般的に該当すると考えられるが、条文には明記されていないので、試験の問題として出題するのは如何なものか? 後退距離は、建築物と道路の最短距離をとるので2mとなり、また、道路の反対側に川があるため、敷地と反対側の道路境界線は、川の向こう側の境界線となる(令134条)。従って、基準となる点は、川の向こう側の境界線から敷地と反対側に2mの地点となる。この基準点とA点との距離は、2+2+4+2+2=12(m)であるから、道路斜線制限による高さの限度は、12×1.25=15となる。しかし、敷地と道路との間に0.4mの高低差があるため、地盤面からの建築物の高さは、15-0.4=14.6(m)となる。高低差が1m以上ないので、高低差による緩和措置は適用されない。答は3。


建築基準法最後(問題23)は、建築基準法全般に関する問題で、災害時に焦点を当てた新しい視点からの出題である。 イ.被災市街地における建築制限(法84条)の内容で、初めての出題。正しい。 ロ.非常災害時の応急仮設建築物(法85条1項)に関して、防火地域内に建築する場合は建築基準法令が適用されてしまう。誤り。 ハ.災害時の停車場に関する扱いは、法85条2項にあり、適用されない条文の中に法6条が含まれているので、確認申請が必要ではないと分かる。正しい。 ニ.災害時の官公署に関する扱いは、ハと同様に法85条2項にあるが、同条3項により、工事完了後3月を超えて存続しようとする場合に、特定行政庁の許可が必要となる。誤り。従って、答は2となる。


 


●関係法令からの出題は、問題数が少ない上、2種類の法律しか出題されなかったので、条文を探す時間も短くて済み、また、基本的な内容的であった。


 


問題24は毎年出題される建築士法の設問で、答は5である。他人の求めに応じ報酬を得て設計などをする場合、事務所登録が必要となる(建築士法23条1項)が、建築士本人が建築主となる場合は登録の必要はない。


問題25は、いわゆる品確法の問題である。答は3。「工事の完了した時から」と書かれているが、「注文者に引き渡した時から」の誤りである(品確法94条1項)。


 

二級建築士学科試験解答速報【計画】

二級建築士学科試験の解答速報は、続いて学科Ⅰ建築計画についてです。


 


■初めて見る問題もあって難しいように感じるが、過去問からの出題も多く、全体的に見ると昨年と同じ程度の難易度ではないかと思われる。ただし、試験は独特の雰囲気の中で行なわれ、また、最初の方に新傾向の問題があり、前半で動揺して後半の問題を落ち着いて答えられず、後で見直して、「何でこんなの間違えたんだ」と言っている受験生が多いかもしれない。


 


●問題1の建築史の分野では、近代建築の問題が出題された。過去に出題された、コルビュジェのサヴォア邸、ミースのファンズワース邸をよく知っていれば、答が1であることが分かる。菊竹清訓のスカイハウスは、初めての出題。


 


●環境工学の分野(問題2~9)では、出題傾向に変化が見られた。色彩に関する問題が、単独では出題されず、代わりに、太陽高度に関する問題が初めて出題され、受験生を悩ませたと思われる。色彩に関しては、環境工学全般に関する問題の中のひとつの選択肢として出題されるのみであった。


 


問題2と問題3は過去に出題された内容で、問題2は1が、問題3は2が答となる。


問題4は計算式さえ覚えていれば容易。覚えていない人にとっては難問。答は2となる。


問題5も過去に出題されている内容だが、3と4は、かなり勉強していないと難しい。ガラスの分光透過率は、可視光線などの短波長域に比べて長波長域のほうが小さい。答は3。


問題6はよく出題される問題で、内側サッシの気密性を高くしたほうが、二重窓の結露防止に効果がある。答は3。


問題7は南中時の太陽高度に関する設問で、新傾向の問題。理科が得意な人であれば、1、2、3は正しいと分かる。4と5は知らないと解けない。答は4で、夏至の南中高度は80°程度にまで高くなるので不適当。参考書で日影曲線図をよく見ていた人は、分かったかもしれない。


問題8の答は3で、たびたび出題される多孔質材料の吸音率に関する設問である。高音域の方が吸音率が大きい。


問題9の答は2で、この明視の条件は過去に出題されたことがない。受験生にとっては難問であった。しっかり勉強していれば、他の「音の3要素」、「伝熱方法の3種類」、「色の3属性」、「温熱感覚の4要素」が正しいことから、消去法で答を導くことはできる。明視の条件としては、明るさ、大きさ、時間に加えて、対比(輝度の対比や色相の対比)がある。


 


●建築各論の分野(問題10~18)では、初出の用語などもあったが、基本がしっかりしていれば得点できる問題である。


 


問題10、11は基本的な問題で、答は5と3である。


問題12は、診療所の計画に関して、初めて見る内容が並んでいる。ただし、常識的にイスが玄関に対面していると居心地が悪いだろう、と想像できるので2が答と分かったのではないだろうか。


問題13は5が不適当で、15㎡ではシングルルームの面積である。


問題14の答は4で、対向式の方がコミュニケーションが密になる。対向式や並行式のデスクレイアウトは過去にも出題されているが、コミュニケーションに関する内容は初めての出題。仕事をしている状況を想像できれば分かったであろう。


問題15では用語の理解が求められた。新聞や雑誌を気軽に読む空間はブラウジングルームであるから、2が不適当。図書館の計画では基本的内容。だが、5の「BDS」が初出の用語で、惑わされたかもしれない。レンタルビデオショップなどで、店外にビデオを持ち出そうとすると磁気により警報が鳴るシステムがあるが、それを図書館で使用しているものがBDS。


問題16の答は1、問題17の答も1、問題18の答は4である。いずれも基本的な問題である。だが、問題17の文章は読解力が必要かもしれない。2の寄棟の記述を、方形の説明だと思ってしまうと間違えてしまう。住宅地計画の問題では、今までとは傾向が異なり、道路計画のみの内容となっていたが、落ち着いて考えれば分かる。モデュロールは、ル・コルビュジエが提案した基本寸法体系のことである。


 


●建築設備の分野(問題19~25)では、初出の用語などがあり、落ち着いて問題に取り組む必要がある。


 


問題19の用語に関する設問では、初めて「アスペクト比」が出題された。これは空調の空気の吹き出し口やダクトの断面形状が長方形の場合、その辺の長さの比のことをいう。この用語を見てしまうと動揺するが、過去に出題されている成績係数(COP)が5にあり、空調設備の冷凍機の効率を示すものが排水設備と結び付けられているので不適当であることが分かる。


問題20の答は5で、搬送エネルギーを低減することができるのは、風量を調整できる変風量方式である。


問題21の答は2である。吐水口空間がとれない衛星器具に、逆流防止のために設けるものはバキュームブレーカーである。自動空気抜き弁は、蒸気暖房などで配管内に発生する空気を抜くための装置である。


問題22はよく出題される設問。いわゆる「たけのこ配管」の禁止である。答は5。


問題23の答は4で、熱放射は白熱電球の方が多い。


問題24はよく出題される設問で、答は1である。定温式感知器は、ある温度に達すると作動する。温度上昇率により作動するのは差動式感知器である。


問題25では、初めて「給湯エネルギー消費係数(CEC/HW)」という用語が出題された。だが、過去に出題されているCECと同じことで、値が小さいほど省エネルギー効果がある。従って答は2となる。


 


 


 


 


 

二級建築士学科試験解答速報【施工】

次に施工の解答速報です。今回施工は例年に比べて易しい問題が多かったようです。


№1


ネットワーク工程表この問題は、日数を計算すれば解答できる問題です。


正解は4のE作業の所要日数が2日減少すると、2日ではなく、1日減少します。


№2


過去に出た問題で、正解は5のガラスは屋内に平置きではなく立てて保管します。


№3


作業主任者を選任しなければならないのは2m以上の時山の掘削で、正解は3です。


№4


仮設の過去に出た問題で、はしごの上端は、床から60㎝以上突出させる。よって正解は1


№5


正解は5で平板載荷試験では地盤の透水性を調査できない。


№6


正解は4で鉄筋は加熱して折り曲げてはいけない。


№7


正解は2で鉄筋径の差が10㎜もあり不適当。


№8


過去に出た問題、正解は3で梁下の支保工はコンクリートの圧縮強度が設計基準強度の100%に達したことを確認した後に取り外す。


№9


コンクリートのひび割れ対策として、コンクリートの打ち込み速度は遅くする、正解は2


№10


正解は2で、一回の強度試験の供試体は3個


№11


過去に出た問題で、正解は4、ターンバックル付き筋交いを建て入れ直しで使用すると、鉄骨に変形を起こさせる危険性が有る。


№12


これは常識的な問題で正解は1、ブロックは水湿しをする。


№13


正解は5


№14


アスファルト防水の伸縮調整目地は立ち上がりから、60cmに入れその後3mごとに入れる、正解3


№15


せっこうプラスター塗りの上塗りは、加水後90分、正解1


 


№16


モザイクタイル張りの貼り付けモルタル13㎜は厚すぎ、正解5


№17


吹きつけは吹き付け幅が重なるように吹き付ける、正解3


№18


防煙垂れ壁には網入りか、線入りガラスを使用する正解4


№19


フローリングの割付は中央から行い、寸法の調整は出入り口を避け壁際で行う、また、共通仕様書ではウレタン樹脂系接着剤は一般の床に使用となっているが耐水性はある、脱衣室はエポキシ樹脂系を用いる。最も不適当なものは正解1


№20


過去に出た問題、正解2


№21


防水工事で下地が乾燥していないと、ふくれなどの発生がある正解2


№22


正解5、地盤アンカー工事は、山留め工事


№23


トラバース測量はセオドライト(トランシット)、レベルは使わない。正解3


№24


遣り方の数量は、延べ面積ではなく建築面積正解3


№25


正解4、工事中の火災保険をかけるのは請負者。