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省エネ住宅・エコ住宅 自然エネルギーについて考えてみましょう。


自然エネルギーとして、色々な物があります、太陽光、風、雨水、地熱、海の波たくさんの自然エネルギーがありますが、省エネ住宅・エコ住宅と考えるとどこでも利用できる自然エネルギーの一つ、風について考えます。


 「住宅は夏をむねとすべし」と吉田兼好が言ったとされています。前回お話ししたとおり、百何十年前と、現在東京の熱帯夜とは違います。今、映画上映されているオールウェイズ「続三丁目の夕日」の時代、今からたった50年前、やっと電気冷蔵庫、テレビが登場した時代で、庶民の家にはエアコンは有りませんでした、当時涼しくするものは扇風機ぐらいで、夜は窓を開け放して、蚊帳を吊って寝ていました、今は防犯の問題や隣のエアコン室外機の熱風を受けたりしてできませんが。だからといって、窓の少ない魔法瓶みたいな住宅はいかがなものでしょう。


設計段階から、住宅の風の流れを考え、うまく利用することを考える必要があると思います、図にあるとおり風圧による換気、温度差による換気と有ります、我が家も2階の廊下にある天窓を夏はほとんど開けておきます、それだけでも暑さは違います、京都の町屋も中庭があり、そこを利用してうまく換気して涼を取っています。


昨年の夏、柏崎原発が停止し電気の供給が間に合わなくなりそうになりましたし、エアコンを利用する事によりヒートアイランド現象を起こしたりしています、これからはうまく自然エネルギーを利用していく事がますます必要になって来ると思います。