10月28日(金)29日(土)に3年ぶりとなる学園祭が開催されました。
「茶室で抹茶を楽しむ体験ワークショップ」と「街の模型つくり体験ワークショップ」2つの体験ワークショップと「留学生のスピーチコンテスト」について前後編でお届けします。
まずは「前編」として 「茶室で抹茶を楽しむ体験ワークショップ」 についてレポートします。
まず建築学科・SD研究会主催の体験ワークショップ・森茶(シンチャ)を紹介します。
自分たちでデザインから組み立てまでしたお茶室を使用したお抹茶をいただける企画です。
2日間の学祭期間の1日目は学校の1階エントランス横の屋外テラス、2日目は5階の教室が会場でした。
完成までを遡ると、学園祭初日は朝からテラスで設営準備です。
場所が学校の外なので事前に設営ができないため、当日から作業開始。
まずは骨組の組み立て作業を行いました。
茶室は木造実習で使用するモックアップという実物大の構造部材の教材を利用してデザインしたものです。
畳も本物です。この後、短時間で組み立てできるように準備しておいた壁のパースを貼っていきます。
茶室は外側、内側どちらにも仕上げにプラスチック製の障子紙が貼ってあります。
和紙のように光を透過する素材です。外から見ると一辺が2メートルの白い箱のように見えますが、
中に入ってみると白い壁に森の木々を思わせるシルエットが浮かあがっていました。
2畳ほどの小さな空間ですが、座ると、柔かな光に包まれた白い森の中が広がっていました。
すっと心が静かになってゆきます。茶室で抹茶の味わいながら、森林浴した時のようにリフレッシュできました。
学園祭2日目の茶室の様子はこちら。教室に移動してきました。照明がつくとまた違った雰囲気です。
今後は組み立て式の茶室というメリットを活かして、となりのオフィスのエントランスホール、街のなか、商店街などに出かけたりと地域のみなさんと楽しめる茶室になったら楽しそうです。