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建築・電気 : 業界・進路お役立ちコラム

一級建築士の仕事内容を詳しく解説

一級建築士になるには?最短でなる方法もご紹介
目次
  1. 設計業務で行なわれる4つの仕事内容
    1. 顧客からヒアリングを行ない、実現可能性をチェックする
    2. 構造設計
    3. 設備設計
    4. 意匠設計
  2. もう一つの重要な仕事、「工事監理」
  3. 一級建築士が担当できる建物は?
  4. まとめ

一級建築士の仕事内容は、大きく分けて「設計業務」と「工事監理業務」の2種類があります。本記事ではこの両者について、詳しく解説していきます。

設計業務で行なわれる4つの仕事内容

設計業務というと、外観や間取りなどをイメージしがちです。 もちろんこの点も重要ですが、設計には建物の安全など重要な役割もあります。 どのような仕事があるか、4つに分けて確認していきましょう。

顧客からヒアリングを行ない、実現可能性をチェックする

設計業務で重要な仕事の一つに、顧客からのヒアリングがあります。
顧客が伝えてくる希望とともに、予算や完成時期など、建築に必要な情報も聞き取らなければなりません。 ときには一級建築士のほうから、ライフスタイルに関する提案をすべきケースもあるでしょう。
ヒアリングと並行して、顧客の希望どおりに建てられるかどうか(実現可能性)をチェックすることも重要な業務です。金額や納期、法令に適合するかといった項目は、代表的なもの。建物のイメージが固まったら、設計に取りかかります。

構造設計

構造設計は、建物の安心・安全を担保するうえで重要な役割を果たします。
地震や台風、大雪などの自然災害にも、十分に耐えられる設計が必要です。

おもな項目には、以下のものが挙げられます。

・柱や梁の配置や太さ
・基礎に関する部分
・鉄筋の本数
・耐力壁の配置

構造設計には構造計算が必要ですが、現在では専用のソフトが用いられています。

かつては、このあとに解説する「意匠設計」の後工程として行なわれることが原則でした。
しかし現在では複雑な形状の建築も可能となったことから、設計当初より積極的に構造設計を行なうケースも出ています。

設備設計

設備設計は目立たない部分であるものの、電気やガス、水道、空調など、建物に欠かせない設備に関する設計を行なう仕事です。代表的な項目として、以下の3つが挙げられます。

・給排水衛生設備設計
・空調設備設計
・電気設備設計

また施設によっては、以下の設計を行なう場合もあります。

・換気設備設計
・高圧受電設備設計
・医療配管設備設計
・工場配管設備設計
・排煙脱硫装置設計
・昇降機設備設計

設備設計をしっかり行なうことで快適な環境を提供できるだけでなく、省エネにもつなげることが可能です。地球環境の保全やコスト削減にも貢献できるでしょう。

意匠設計

意匠設計は、建物の外観や内装、デザインや間取りを決める設計です。
一般的に思い浮かべる「建物の設計」に最も近い項目であり、華やかさを感じる方もいるかもしれません。

しかし仕事で行なう設計は、発注者が必ずいます。
自分の好みではなく、発注者の希望をできるだけかなえる姿勢が求められます。
加えて、以下の制約も考慮する必要があります。

・敷地の形状
・建ぺい率、容積率
・用途地域
・景観地区

意匠設計では発注者にわかりやすく説明するため、平面図や立体図、模型、鳥観図などを適宜作成します。

また、意匠設計は設計の早い段階で行なわれる場合も多いですが、良いデザインの建物でも使い勝手の悪さや安全性を損なうものは採用されません。
そのため、構造設計や設備設計も意識して行なう必要があります。

もう一つの重要な仕事、「工事監理」

一級建築士には設計のほかに、「工事監理」という役割もあります。
現場監督がおもに携わる「工事管理」と読み方が同じで混同されがちですが、以下のとおり大きな違いがあります。

用語 内容
工事監理 ・設計図どおりに施工されているか、予定どおりに進んでいるかチェックする
・発注者の代理人としての役割を担う。打ち合わせに参加し指示も行なう
工事管理 ・工事がスムーズかつ予定どおりに進むよう、さまざまな準備や調整を行なう
・現場内外での安全確保や、予実管理も担当する
・工事における責任者としての役割も担う

工事監理は発注者に対し、約束した時期までに取り決めたとおりの建物を引き渡すことが目的です。 したがって、単に進捗状況の管理をすれば良い仕事ではありません。 契約内容に沿った建築を行なわせるとともに、もし誤りがあれば修正させることも重要です。

このため、ときには現場監督などと衝突する場合もあります。
そのような場面でも発注者の代理人として、伝えるべきところはしっかり伝えることが必要です。

一級建築士が担当できる建物は?

一級建築士は、多くの建物を設計・工事監理できます。
その一方で、「階数が3以上、かつ床面積の合計5,000平方メートルを超える建物」など、「構造設計一級建築士」や「設備設計一級建築士」の有資格者による適合性の確認が必要な建物もあります。

とはいえ住宅や小規模な店舗など、階数や規模が大きい施設でなければ、一級建築士が担当可能といえるでしょう。

まとめ

一級建築士には、良い建物をつくるためのさまざまな仕事があります。
内容をしっかり確認して仕事内容をイメージすることは、目標に早く到達する原動力となるでしょう。

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