臨床工学科は、昼間3年間で国家資格「臨床工学技士」の資格取得を目指す、厚生労働大臣指定養成校です。
臨床工学技士は医療機器の操作、保守・管理を行う専門職です。「医療機器の先生」と呼ばれることもあります。
患者の生命を預かるチーム医療の一員として、医学的知識はもちろん、高い工学知識や技能も備えた医療機器のスペシャリストを目指します。
充実の設備機器と少人数授業
先生との距離が近く学びやすい
実習は学生 6~8名ごとに先生が一人ついて指導するので理解が深まります。 学生数に対して十分な設備を備えているので、機器に触れる時間が長く、確実に扱えるようになります。
全国平均を大きく上回る
国家試験合格率
個別相談など手厚くきめ細やかな指導で、確実に合格へと導きます。 国家試験合格率は毎年全国平均を大きく上回っています。
大学病院・総合病院を中心に就職
全国から多数の求人があり、毎年高い就職率。 本人の希望に応じてさまざまな就職先を紹介しています。
3年間の流れ
臨床工学技士としての専門科目を修得するための一般教養や工学的な基礎知識、および人体の構造と機能について学びます。 |
呼吸、循環、代謝に関わる生体機能代行装置や臨床現場で使用される医用機器の基本的知識と技術について学びます。 |
1、2 年生で学んだ知識を基礎に、病院実習で実際の医療現場を体験します。 臨床工学技士の行う業務について実践的な知識を身につけ、国家試験に向けての勉学に励みます。 |
尾崎 大河
東京都立芝商業高等学校
2か月近くの病院実習は、機器管理室から透析室や手術室まで臨床工学技士が携わる範囲をくまなく体験できました。 医療機器の先に実際の患者さんがいるというのはとても緊張しましたが、内面的に成長できました。飛び交う専門用語 に対応できたのは授業のおかげです。教科書にはない医療現場を実感できました。
実習は、実際に病院で使われている医療機器を備えた実習室で行います。
学生の人数に対して十分な台数を備えており、一人ひとりがじっくりと機器の操作を学ぶことができます。
医療の現場に近い環境での実習を繰り返すことにより、確かな技術が身についていきます。
医療機器を誤った認識で使用すると患者さんや医療スタッフを危険にさらしてしまいます。このようなことが起こらないように、工学的な知識を持つ唯一の医療スタッフとして臨床工学技士が存在します。日々、進歩する医療機器に対応できる、柔軟な考え方を身につけましょう。
田口 翔太郎
臨床工学技士
授業では分かりやすく絵や図を多用したり、重要な数字やキーワードを語呂合わせにしたり工夫しています。覚えることがたくさんあるので、遅刻・欠席をしないように日頃の生活を整えることが大切です。最初は難しくても毎日の積み重ねによって必ず理解が進み、知識を習得できます。
関根 久代
臨床工学技士
実践的な授業と学生一人ひとりへのきめ細かな個別指導により毎年高い国家試験の合格率をあげています。 医療機器全般についての知識を実証する「第1種・第2種ME技術実力検定」の取得にも力を入れています。 毎年超難関と言われている第1種に合格する学生もいます。
全員が「わかる」「できる」まで徹底して指導します。必要に応じて補習も行います。
定期模擬試験などの結果を分析。
一人ひとりの理解度や弱点を把握し個別に指導します。
夜間の学科を持つ本校では、教員数が多いことも特長の一つ。
朝9時から夜9時までいつでも先生に質問でき、アドバイスを受けられます。
業界とのコネクションと
丁寧なフォローで
就職内定率は100%
奨学金制度などを充実し、経済的な理由で進学に不安がある学生を支援しています。
※上記の金額の他に教科書・教材代等がかかります。
※2・3年次の納付金は、1年次の授業料、施設・維持費、実習費の合計に諸経費を加えた金額となります。
内藤 美羽
千葉県立 木更津高等学校
将来は患者さんと接する機会の多い透析業務に就きたいと考えています。進学にあたって化学や物理が心配でしたが、先生方が教え上手なので困ることはありません。授業の後、自習室で勉強していると様子を見に来てくれます。学校によって学びやすさが違うので、オープンキャンパスなどで見極めることをお勧めします。
長谷川 健太
千葉県立 若松高等学校
医療分野に進みたいと思っていたとき、本校の卒業生である父から臨床工学科の存在を知りました。オープンキャンパスで明るい雰囲気や先生との距離の近さを感じ、また学費や国家試験の合格率、就職率などから入学を決めました。勉強は大変ですが、学園祭など学校行事を通して仲間との一体感が生まれ、励まし合いながら頑張っています。
遠藤 愛美さん
臨床工学技士 臨床工学科卒
日産厚生会 玉川病院
臨床工学技士の資格を取れたのは、親身な先生の丁寧な授業と、年上の同級生たちが面倒をみてくれたお陰です。実習では現場で使う実践的な能力が身につきました。今の職場ではママさんがたくさん働いています。資格を取得し、一生続けられる仕事につけて幸せです。
沼里 淳平さん
臨床工学技士 臨床工学科卒
少人数制で、時に先生とマンツーマンで学べることから入学しました。実は1、2年の進級はギリギリ。しかし3年の病院実習でスイッチが入り、国試に向けて全力で取り組みました。現在は人工心肺、透析、心臓カテーテル検査などを担当しています。経験を積んで扱える機器を増やし、医師や先輩から指名されるような技士を目指しています。
A.「臨床工学技士」は、医療機器の高度化に伴い、その取扱い業務に関して国家資格を設ける必要性から誕生した職種です。医療機器が進化するほどに臨床工学技士の必要性も増していきますので、今後も需要は増加傾向にあると予想されます。 また、臨床工学技士の資格は医療業界では比較的新しい資格で保有者が少ないことや、診療所を含めた全国の医療機関が10万施設以上あることからも、安定した求人が見込める職種と言えるでしょう。
A.臨床工学技士の主たる活躍の場として透析業務があります。日本の透析患者数は、高齢化や生活習慣病の増加も影響し、 2014年には約32万人にのぼりました。 今や日本人の25人に1人は腎臓病の疑いがあると言われ、臨床工学技士に期待される役割は大きいです。 また、2007年の医療法改正によって、すべての医療機関に「医療機器安全管理責任者」の配置が義務づけられたのに加え、2013年には、集中治療室に24時間体制で臨床工学技士を配置するようになり、 透析業務以外にもその必要性は増し続けています。
A.臨床工学技士の年収は、400万円~600万円程度が一番多いようです。 大規模病院はもちろん、都市部を中心に24時間体制の透析施設も増えており、そういった施設で働く場合は夜勤手当も加算されます。 国公立病院勤務の場合は公務員の給与区分に準じた給与となります。 新卒採用時の給料でみると、5000円~1万円ほど4年制の大学の卒業者の方が年収が高いケースもありますが、昇給にはあまり差はなく、同年齢での年収を比較するとほぼ同程度となるようです。
A.臨床工学技士の国家試験受験資格を取得できる臨床工学技士養成校(大学・短期大学・専門学校)では、厚生労働大臣の指定する科目を修得するという条件は皆同じなので、資格取得に関して差はありません。 学歴による仕事内容の違いも殆どありませんが、初任給でみると、4年制大学出身者の方が若干年収が高いケースも多いです。しかし、昇給にあまり差はありませんので、同年齢での年収を比較するとほぼ同程度となるようです。 就職後は、それまでの実務経験や、体外循環技術認定士や呼吸療法認定士、透析技術認定士などの上位資格を持っていることが重要になってきます。 臨床工学技士の養成課程を持つ某私立大学では4年間の学費が合計700万円程度ですが、本校の臨床工学科は3年間で約463万円、臨床工学専攻科(夜間)では2年間で約209万円と、少ない学費で資格を取得できるメリットがあります。※教科書・教材代除く
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