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建築・電気 : 業界・進路お役立ちコラム

一級建築士の人数はどのくらい?さまざまな観点から分析

一級建築士の人数はどのくらい?さまざまな観点から分析
目次
  1. 一級建築士の人数を、さまざまな観点から分析
    1. 一級建築士の登録者は37万人。所属者数はこの半分弱
    2. 50代以上の有資格者が半数以上を占める。女性は少ない
    3. 大都市圏に有資格者が多い
    4. 「構造設計一級建築士」「設備設計一級建築士」は少数
  2. 今後、一級建築士は減少傾向。ますます求められる資格となる
  3. まとめ

一級建築士を目指す際、いまどのくらいの人数がいるか、中心となる年代はどこかという点は気になるものです。 本記事では一級建築士の人数について、さまざまな観点から分析していきます。

一級建築士の人数を、さまざまな観点から分析

一級建築士の人数は、さまざまな切り口から分析でき、現状を知る助けとなります。
ここでは以下に示す4つの観点から、詳しく分析していきます。

・登録者数と所属者数
・年代別の人数と割合
・地域別の人数
・構造設計一級建築士や設備設計一級建築士の人数

一級建築士の登録者は37万人。所属者数はこの半分弱

一級建築士の登録者数は、以下のとおり日本建築士会連合会から公表されています。

年月日 登録者数
2017年4月1日 36万6,755人
2020年4月1日 37万1,184人

この数には、建築士事務所に所属していない方も含みます。
そのため、上記で示した人数がそのまま現役で活躍しているわけではありません。

実際に一級建築士で活躍している人数は、登録者数の半分以下に過ぎません。 国土交通省から公表されたデータによると、2017年4月25日時点で14万810人となっています。

50代以上の有資格者が半数以上を占める。女性は少ない

現役で活躍する一級建築士は、50代以上が半数以上を占めています。
年代別の人数と割合を、以下の表に示しました。

年齢 所属建築士数 全体に占める割合
29歳以下 1,295人 0.9%
30~39歳 1万5,528人 11.0%
40~49歳 3万3,074人 23.5%
50~59歳 3万7,128人 26.4%
60~69歳 4万987人 29.1%
70~79歳 1万1,413人 8.1%
80歳以上/td> 1,385人 1.0%

引用:国土交通省 建築行政に係る最近の動向

最も多い年代は60代で、50代がこれに続きます。
50代以上で全体の3分の2近くを占める一方で、30代以下の一級建築士はわずか11.9%。
とりわけ29歳以下は、1%に満たない希少な存在です。もしあなたが20代で一級建築士になれれば、将来を大きく期待されることでしょう。

一方で女性の一級建築士は、男性と比べて圧倒的に少ないことも特徴に挙げられます。
2019年の賃金構造基本統計調査によると、女性は男性の6分の1以下。そのため、女性の一級建築士は貴重な存在です。

大都市圏に有資格者が多い

日本建築士会連合会では2015年9月まで、半年ごとに都道府県ごとの登録者数を公表していました。ここでは2015年9月30日時点のデータをもとに、都道府県ごとにどれだけ一級建築士がいるか確認していきましょう。
以下の9都府県で、登録者数が1万人を超えています。
・東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県
・大阪府、兵庫県
・愛知県
・北海道
・福岡県

3大都市圏や地方の中核都市を抱える都道府県で、登録者数が多くなっています。
その反面。地方では一級建築士が2,000人に満たない県もいくつかあります。
現役で活躍している一級建築士はこれより少ない可能性もあるため、地方では貴重な存在となるでしょう。

「構造設計一級建築士」「設備設計一級建築士」は少数

一級建築士の上位資格には、高層ビルなどを設計できる「構造設計一級建築士」と、大規模施設を設計できる「設備設計一級建築士」があります。
これらの有資格者となるためには、一級建築士の経験が5年以上などの条件があります。
そのため、有資格者は一級建築士と比べてかなり少ないことが特徴です。

2020年4月1日現在の登録者数は、以下のとおりです。

資格名 登録者数
構造設計一級建築士 1万153人
設備設計一級建築士 5,656人

引用:日本建築士会連合会 令和2年度 4月1日現在 建築士登録状況

上記の有資格者となることで、より高いレベルの仕事を得られる可能性が高まります。
自身の価値を高めるうえでも、目指してみると良いでしょう。

今後、一級建築士は減少傾向。ますます求められる資格となる

2020年代後半~2030年になると、一級建築士の人数は急速に減少すると見込まれます。
それは一級建築士のうち、38.2%が60代以上ということが理由です。
今年60歳になったばかりの方でも、10年たてば70歳。リタイアする方も多く出るでしょう。

一方で、建築の需要は変わっていません。
国土交通省の調査によると、年間の建築確認交付件数は50万件を超える水準を保っており、大きな変動はありません。
仮に一級建築士の数が3分の2になれば、1人あたりの受け持ち件数は1.5倍になります。このことから、一級建築士の需要はますます高まると考えられます。

一級建築士として活躍し評価を得るためには、早めにチャンスをつかむことが鍵となります。 そのためにも、なるべく早く一級建築士になることが重要。 建築の専門学校で学ぶことで、卒業初年度に一級建築士試験を受験することが可能となり、合格後、4年間の実務経験で免許の登録が可能です。

卒業初年度に一級建築士試験に合格することは容易ではありませんが、入学から最短6年で、一級建築士を目指せることになります。 「我こそは」という方は、ぜひチャレンジしてみましょう。

まとめ

一級建築士の人数は減少することが見込まれるため、ますます価値のある存在となります。
信頼される一級建築士として活躍する第一歩を、読売理工医療福祉専門学校 建築系学科で始めてみませんか?

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