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建築・電気: 業界・進路お役立ちコラム

電気主任技術者試験の内容とは

電気主任技術者試験の内容とは
⽬次
  1. 電気主任技術者試験の内容
    1. 試験科目
    2. 試験日程
  2. 電気主任技術者試験の受験資格
  3. まとめ

電気主任技術者試験(電験)の問題は応用力が求められるものも多く、非常に難易度が高いとされており、3種だけを見てもその合格率は10%前後となっています。
ここでは電気主任技術者試験の内容を詳しく紹介します。

電気主任技術者試験の内容

一次試験はマークシート、二次試験は記述式です。

【試験科目】

・第一種

すべての電気工作物(機械、ダム、貯水池など)を取り扱うことができます。

一次試験:「理論」「電力」「機械」「法規」
二次試験:「電力、管理」「機械、制御」

一次試験と二次試験が行われます。二次試験は同じ年度の一次試験の合格者及び一次試験免除者(前年度の一次試験合格者)のみ受験することができます。
一次試験では4科目すべてに合格する必要がありますが、一部の科目だけ合格した場合には科目合格となり、翌年度及び翌々年度の試験ではその科目の試験が免除されます。
一度の試験ですべての科目に合格しなくても、3年間で4科目すべての試験に合格すれば二次試験の受験資格が得られるということになります。
この制度は一次試験のみとなり、二次試験には科目別合格の制度はありませんが、一次試験に合格した年度の二次試験に不合格となった場合は、翌年度の一次試験が免除されます。
一次試験の合格率は20%前後、二次試験の合格率は10%前後と言われます。

学科試験に合格するほかにも、経済産業大臣の認定を受けた認定校で所定の科目を修めて卒業し、かつ一定の実務経験を満たすことで試験を受けずに取得する方法があります。

・第二種

170,000V未満の電気工作物を取り扱うことができます。

一次試験:「理論」「電力」「機械」「法規」
二次試験:「電力、管理」「機械、制御」

一次試験と二次試験が行われます。二次試験は同じ年度の一次試験の合格者及び一次試験免除者(前年度の一次試験合格者)のみ受験することができます。
一次試験では4科目すべてに合格する必要がありますが、一部の科目だけ合格した場合には科目合格となり、翌年度及び翌々年度の試験ではその科目の試験が免除されます。
一度の試験ですべての科目に合格しなくても、3年間で4科目すべての試験に合格すれば二次試験の受験資格が得られるということになります。
この制度は一次試験のみとなり、二次試験には科目別合格の制度はありませんが、一次試験に合格した年度の二次試験に不合格となった場合は、翌年度の一次試験が免除されます。
一次試験の合格率は20%前後、二次試験の合格率は10%台といわれます。

第一種と同様に、学科試験に合格するほかにも、経済産業大臣の認定を受けた大学や専門学校等の認定校で所定の科目を修めて卒業し、かつ一定の実務経験を満たすことにより、経済産業省から認定を受けるという取得方法があります。

・第三種

50,000V未満の電気工作物を取り扱うことができます(出力5,000KW以上の発電所は除く)。

一次試験科目:「理論」「電力」「機械」「法規」のみ

4科目すべてに合格する必要がありますが、一部の科目だけ合格した場合には科目合格となり、翌年度及び翌々年度の試験ではその科目の試験が免除されます。
一度の試験ですべての科目に合格しなくても、3年間で4科目すべての試験に合格すれば資格が取得できるということになります。科目別の合格率は10%台で難易度は高めです。

第一種、第二種と同様に、学科試験に合格する以外での取得方法として、経済産業大臣の認定を受けた大学や専門学校等の認定校で所定の科目を修めて卒業し、かつ一定の実務経験を満たすことにより、経済産業省から認定を受けるという方法があります。

【試験日程】

一次試験実施日は毎年9月上旬で、二次試験実施日は毎年11月中旬です。
また、受験申込みの期間は、毎年5月中旬から6月上旬です。

電気主任技術者試験の受験資格

受験資格には、学歴や年齢、性別、国籍などの制限はありません。第一種、第二種、第三種の併願も可能です。

まとめ

電気主任技術者の国家資格は、第三種の合格率でも10%前後と、安易に取得することは難しくなっています。第一種、第二種になると更に合格率は低く、一般的には難関資格というイメージが強いです。
しかし、電気主任技術者の資格保有者は、転職や定年退職後も需要が高く、インフラを支える仕事として社会的評価も高いです。資格の取得方法は、試験を受験し合格するか、所定の条件を満たし経済産業省から認定を受ける2つの方法がありますので、自分にあった方法を選ぶとよいでしょう。

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