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建築・電気: 業界・進路お役立ちコラム

電気工事士の仕事内容とは?資格の種類や活躍できるシーンも詳しく解説

電気工事士ってどんな職業?
⽬次
  1. 電気工事士とは
    1. 第二種電気工事士
    2. 第一種電気工事士
  2. 電気工事士の仕事内容
  3. 建築電気工事における仕事内容
    1. 屋内配線工事
    2. 外線配線工事
    3. 冷暖房設備工事
    4. ビル管理
  4. 鉄道電気工事における仕事内容
    1. 変電設備工事
    2. 線路や駅における電気設備の点検工事
  5. まとめ
    1. 電気工事士を目指すなら

電気工事士は、電気関係の仕事における登竜門ともいえる国家資格です。 仕事の需要も多く安定性も高いことから、非常に人気の高い資格となっています。 この記事では、電気工事士資格の特徴を確認したうえで、具体的な仕事内容や活躍できるシーンなどについて詳しく解説します。

電気工事士とは

日本では、電気設備工事の安全を守る目的で、一般住宅や商店、工場、ビルなどの作業をする際に、一定資格を保有する人以外は電気工事を行なうことができないように定めています。 この一定資格に該当するのが、電気工事士の資格です。 電気工事士には第一種と第二種の2種類があり、それぞれ従事できる作業範囲が異なります。

第一種と第二種で従事できる、それぞれのおもな作業範囲は以下のとおりです。

第二種電気工事士

第二種電気工事士の資格では、電圧が600V以下の電気設備工事や配線工事を行なうことが可能です。 電気設備の規模は、一般住宅や事業所、小規模店舗など、小さな範囲に限定されています。

第一種電気工事士

第二種電気工事士の作業範囲に加えて、最大電力が500Kw未満の電気設備工事や、配線工事を行なうことが可能です。 電気設備の規模は、大型店舗や工場、ビルなど、許可される仕事内容の規模も第二種に比べて大きくなります。

第一種と第二種のいずれも受験資格はなく、誰でも受験することが可能です。 ただし、第一種の免許取得には、試験へ合格することに加え、数年程度の実務経験が必要となります。

電気工事士の仕事内容

電気工事士の仕事は、大きく分けて「建築電気工事」と「鉄道電気工事」の2種類があります。
ここでは、これらの工事の代表例を挙げて、仕事内容をわかりやすく紹介していきます。

建築電気工事における仕事内容

建築電気工事の仕事内容は、大きく「屋内配線工事」「外線配線工事」「冷暖房設備工事」「ビル管理」の4つに分けることができます。
それぞれの仕事内容について、以下でさらに詳しくみていきましょう。

屋内配線工事

電線や電話線、テレビのアンテナ線、インターネットといった各種回線を天井や壁、床に張り巡らせたり、コンセントやスイッチプレートにつないだりする工事です。
照明器具の増設などをする場合は、電灯線の延長工事も行ないます。

外線配線工事

発電所から電柱までの電線をつなぐ電柱から、住宅や各施設まで電線を配線する工事です。
トランス(変圧器)の吊替工事や、電柱を建てる工事も外線配線工事に含まれます。

冷暖房設備工事

冷暖房などの空調設備工事の業界でも、電気工事士は活躍しています。
ただし、空調メンテナンス専門の会社などで働く場合は、電気工事士のほかに「管工事施工管理技士」や「電気主任技術者」などの資格も持っていたほうがよいでしょう。

ビル管理

電気工事士は、通信、受電、照明といった多くの電気設備があるビル管理業界でも働いています。
ただし、ビル管理の場合、電気設備のほかにボイラー設備や水道設備などの管理も任されることがあるでしょう。
そのため、こうした業界で活躍するには、冷暖房設備工事と同様に電気工事士以外の資格も持っていたほうが有利です。

電気工事に関する知識はもちろん、狭い場所や高い場所での作業が必要となる場面も想定されるため、軽快なフットワークもある程度必要となるでしょう。

鉄道電気工事における仕事内容

鉄道電気工事における仕事内容には、以下のようなものが挙げられます。

変電設備工事

発電所から供給された高圧電力を、電車や施設で使えるように変圧する設備の工事です。
変電所の建設や管理、メンテナンスも行ないます。

線路や駅における電気設備の点検工事

電車は、パンタグラフという通電設備を使い、トロリ線という電線から供給された電気を使って走っています。
線路の信号や駅の電光掲示板、照明、モニターなども、お客様に安全なサービスを利用してもらうため、欠かせない電気設備です。
これらの施工や管理、メンテナンスも、電気工事士が行なっています。

鉄道は日本全国におけるインフラとして、現在も重要な役割を担っています。鉄道会社では鉄道電気工事のほかにも、不動産や商業施設など、さまざまな事業を抱えているのが一般的です。
資格取得で得た知識だけでなく、現場で実際に作業しながら覚えなければならない専門的な技術も多いため、鉄道業界にとって電気工事士はなくてはならない存在であるといえるでしょう。

まとめ

電気工事士は、一般住宅から大規模施設まで、電気の配線に関わる仕事へ従事するために必要な資格です。電気工事士には第一種と第二種の2種類があり、それぞれ従事できる作業範囲は異なります。
電気工事士の仕事内容は「建築電気工事」と「鉄道電気工事」に大きく分けられ、さまざまな電気に関わる場所で活躍できる登竜門的な資格です。
管工事施工管理技士や電気主任技術者の資格を併せて取得すれば、幅広い業種を選ぶことができるでしょう。

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