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建築・電気 : 業界・進路お役立ちコラム

一級建築士と二級建築士の違いとは?4つの相違点

一級建築士と二級建築士の違いとは?4つの相違点
目次
  1. 一級建築士と二級建築士、4つの相違点
    1. 設計可能な建物の範囲が異なる
    2. 試験の科目数や時間、試験方法が異なる
    3. 免許登録の要件や、免許の申請先が異なる
    4. 平均年収は一級建築士のほうが高い
  2. 専門学校を卒業して二級建築士を取得し、一級建築士を目指すのがおすすめ
  3. まとめ

同じ建築士でも、一級建築士と二級建築士ではさまざまな違いがあります。
どのような違いがあるか、詳しく解説していきましょう。

一級建築士と二級建築士、4つの相違点

一級建築士と二級建築士には、さまざまな違いがあります。
ここでは以下の4つの項目を取り上げ、順に解説していきます。

・設計可能な建物
・試験
・免許登録の要件や申請先
・年収

設計可能な建物の範囲が異なる

1つ目の違いは、設計可能な建物の範囲です。
どのような違いがあるか、以下の図にまとめました。

高さ 延床面積など 一級建築士 二級建築士
高さ13mを超える建物 (すべての建物) ×
軒高9mを超える建物 鉄筋コンクリートや鉄骨造などで、300平方メートル以下 ×
高さ13m以下かつ軒高9m以下 鉄筋コンクリートや鉄骨造などで、300平方メートル以下
木造などで500平方メートル以下
木造などで500平方メートルを超え1,000平方メートル以下の建物のうち、用途が学校や病院、劇場、映画館、観覧場、公会堂、集会場、百貨店以外
木造などで1,000平方メートル以下を超える平屋建ての建物
上記のどれにもあてはまらない ×

二級建築士は設計できる建物が限られる一方で、一級建築士はさまざまな建物の設計が可能です。
ただし「階数が3以上で、延べ床面積が5,000平方メートルを超える建物」のように、一級建築士だけでは設計を完了できない建物もありますから注意が必要です。

試験の科目数や時間、試験方法が異なる

一級建築士と二級建築士は、試験にも違いがあります。
まず学科試験の科目数や出題数、時間について確認していきましょう。

項目や科目 一級建築士試験 二級建築士試験
出題形式 四肢択一式 五肢択一式
試験科目 5科目(計画、環境・設備、法規、構造、施工) 4科目(建築計画、建築法規、建築構造、建築施工)
出題数・時間 125問・6時間30分 100問・6時間

また、設計製図の試験にも違いがあります。

項目 一級建築士試験 二級建築士試験
試験時間 6時間30分 5時間
課題 子育て支援施設やホテル、スポーツ施設、美術館、介護施設など幅広い 2階建てや3階建ての住宅

合格率も異なり、一級は1割程度、二級は2割程度の合格率です。

一級建築士試験 二級建築士試験
平成28年(2016年) 10.8% 24.3%
平成29年(2016年) 10.8% 24.3%
平成30年(2016年) 12.5% 25.5%
令和元年(2016年) 12.0% 22.2%
令和2年(2016年) 12.0% 26.4%

総じて一級建築士のほうが難しく、より高度なスキルを求められる試験となっています。

免許登録の要件や、免許の申請先が異なる

建築士として仕事をする場合は、試験の合格後に免許登録の手続きが必要です。
一級と二級で、免許登録の要件は異なります。

たとえば大学や短大、2年制の専修学校で建築に関する科目を40~49単位取得して卒業する場合の要件は、以下のとおりです。

資格 免許登録の要件
一級建築士 卒業後4年以上の実務経験
二級建築士 試験合格のみで登録可能

二級建築士なら実務経験なしで、資格が得られることは魅力です。
もちろん読売理工医療福祉専門学校を卒業した学生も、試験に合格すれば二級建築士に登録できます。

一級建築士の場合、4年制大学を卒業し建築に関する科目を60単位以上取得すると、卒業後2年で免許登録が可能です。しかし免許登録にあたり、実務経験を要することには変わりありません。

また免許登録の申請先も、一級と二級では異なります。

資格 申請先
一級建築士 日本建築士会連合会(受付は都道府県の建築士会で実施)
二級建築士 都道府県の建築士会。ただし奈良県は、県が窓口となる

平均年収は一級建築士のほうが高い

一級建築士と二級建築士では、平均年収も異なります。
このうち一級建築士では、厚生労働省が毎年実施する「賃金構造基本統計調査」において給与や賞与の額が公表されています。

項目 金額(全員の平均) 金額(25~29歳男性)
きまって支給する現金給与額 46万1,800円/月 36万7,900円/月
年間賞与その他特別給与額 148万7,200円/年 118万4,400円/年
平均年収 702万8,800円 559万9,200円

2019年の調査結果によると、平均年収はおよそ700万円となっています。 ただし、若手のうちはここまで高額とならない場合も多いでしょう。25歳~29歳の場合は、年収560万円が平均値です。経験を積むごとに、年収のアップが期待できる職種といえるでしょう。

一方で二級建築士の年収も、さまざまな調査結果が出ています。
複数の結果を総合すると、年収額は250万円~450万円になることが多いです。比較的ゼネコンや設計事務所で、給与が高くなる傾向があります。

専門学校を卒業して二級建築士を取得し、一級建築士を目指すのがおすすめ

建築士を目指すならば、専門学校での学びがおすすめです。
二級建築士ならば卒業後試験に合格することで、実務経験なしで免許登録が可能。
もちろん読売理工医療福祉専門学校・建築学科もそれに対応しています。速やかに二級建築士となり、実務に入ることが可能です。

また、卒業後、以下の条件を満たすことで一級建築士になれます。

・実務経験を4年以上積む
・一級建築士試験に合格する

専門学校で学んだ期間とあわせると、6年以上となります。
4年制大学で建築を学んだ方でも、一級建築士になるためには学業と実務経験の期間を合計して6年以上が必要です。

これに対して専門学校で学んだ場合は、社会で実務経験を積む期間が長い分、より高い評価を得られます。あなたにとって最も有利な形で、建築士としてのキャリアを積めることは大きな財産となるでしょう。

まとめ

一級建築士と二級建築士では、さまざまな違いがあります。 建築士として活躍するためには建築の専門学校で学び、まずは二級建築士を目指しましょう。その後、実務経験を積み、一級建築士を目指すことをおすすめします。

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