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医療・福祉 : 業界・進路お役⽴ちコラム

介護福祉士の需要と将来性を徹底解説!

介護福祉士の仕事内容とは?活躍できる職場や職種、やりがいも紹介
⽬次
  1. 介護福祉士の現状
  2. 介護業界に対する国の施策
    1. イメージ改善
    2. 業務の効率化
    3. 保育所の整備
    4. 介護職員処遇改善加算
    5. 補助金・助成金
    6. 介護福祉士の将来性
  3. 介護福祉士は一生ものの資格
  4. まとめ
    1. 読売理工医療福祉専門学校の医療系学科

日本では少子高齢化が進んでおり、令和7年(2025年)には「人口の30%が高齢者になる」といわれています。すでに介護業界でも「介護福祉士不足問題」が深刻化しており、今後も介護福祉士の需要はさらに高まることでしょう。

この記事では、介護福祉士の需要と将来性について詳しく解説していきます。介護福祉士を目指すか検討している方は、ぜひ参考にしてください。

介護福祉士の現状

少子高齢化にともない、介護業界全体は深刻な人手不足に陥っています。介護サービスの需要も高まっており、今後もさらに需要が高まると考えられるでしょう。

介護サービス受給者は平成12年から増加の一途をたどり、その数は平成24年までの12年間で約199%(約296万人)も増加しています。

福祉系資格種類別-年度別推移 参考:公益財団法人社会福祉振興・試験センター|登録者の資格種類別-年度別の推移

公益財団法人社会福祉振興・試験センターが発表している「登録者の資格種類別-年度別の推移」によると、介護福祉士の登録者数は令和2年時点で約175万人です。平成元年と比べ、右肩上がりに増加しています。

上図を見ると、同じ福祉系の資格である「社会福祉士」や「精神保健福祉士」と比べて、著しい増加率を見せていることがわかるでしょう。社会福祉士や精神保健福祉士も少しずつ増加しており、今後も介護業界は成長産業となることが考えられます。

介護業界に対する国の施策

介護には「きつい・汚い・危険・給料が安い」といったネガティブなイメージを持つ方が少なくないため、人材確保や人材の定着が難しい業界です。介護福祉士を含む介護職員の不足は、もはや国としての問題になっており、以下のようにさまざまな施策が行なわれています。

イメージ改善

若い世代が抱える介護へのマイナスイメージの払拭をはかるため、中・高校生を対象に介護体験を実施しています。地域によっては介護現場の様子などをテレビ放送し、介護の仕事がどのようなものかを多くの方に知ってもらい、介護職への興味・関心を高めるための取り組みも行なっています。

業務の効率化

介護職員には要介護者の入浴や移動介助、夜勤体制などもあります。介護業務以外でも業務上の書類作成もしなければならないため、抱えるタスクが増えてしまいがちです。

そこで介護現場では、AIによる「センサー搭載介護ロボット」や「ペーパーレス化」などを導入し、介護職員への負担を軽減させるための取り組みを行なっています。

保育所の整備

女性介護士には、出産や育児を機に離職する方も多くいます。そこで、出産後も介護職で勤務が継続できるよう、介護施設内に事業保育所の整備を進めています。施設内の保育所に子どもを預けることで、出産後も仕事に集中することができるでしょう。

介護職員処遇改善加算

業務に見合うよう、賃金改善もされてきています。消費税増税にともない、令和元年10月から「特定処遇改善加算」という制度が導入され、介護職員への処遇改善、経験・技能を有する介護福祉士に対しての処遇改善が本格的にスタートしました。

キャリアパス要件と職場環境などの要件を満たせば、最大で月額3万7,000円相当の賃金が加算されます。

補助金・助成金

これから、介護福祉士を目指す方のための金銭的な負担を軽減するため、「専門実践教育訓練給付金」と「介護福祉士実務者研修受講貸付金制度」が設けられました。
なお、「介護福祉士実務者研修受講貸付金制度」については、実施する都道府県によって条件が異なります。希望する方は所在地の福祉人材センターのホームページなどで確認しましょう。

また、介護福祉士の育成・確保のために各自治体が最大164万円の修学資金を貸付ける「介護福祉士修学資金貸付制度」も利用可能です。卒業後、貸付を受けた自治体の福祉施設に介護職として就職し、5年間従事することにより返還が全額免除されます。

介護福祉士の将来性

AIやロボット技術が発達していく中、野村総合研究所では、日本国内の601種類の仕事のうち49%の仕事が、10年~20年の内に人工知能やロボット等で代替されることが可能だという推計結果を発表しています。そのような中においても、介護福祉士の仕事は「専門性や共感」を必要とする人間にしかできない部分が大きい仕事であり、今後も無くならないとされています。
日本は今後も高齢者の割合が増えていくと予想されています。介護サービスの需要も高まっており、新たな高齢者向けのサービスも増えていくことでしょう。そうなれば、介護福祉士の活躍の場も広がっていくかもしれません。

介護福祉士は一生ものの資格

介護福祉士は国家資格であり有効期限はないため、一生ものの資格として使えます。一度取得すれば、更新も定期的な研修の必要もありません。

また、介護福祉士の資格を所有する人材を求める職場も多く、就職や転職に有利になります。仮に、出産や子育てで職場から離れても、スムーズに職場復帰できるでしょう。

現在、介護福祉士への処遇改善が進んでおり、待遇面でも優遇されています。将来的に需要も高まるため、長く安定して働ける職業といえます。

まとめ

介護福祉士は将来的に需要のある職業です。賃金改善や事業保育所の整備など、介護職の環境改善がさまざまに進んでおり、今後は安定した職業として注目されています。

国家資格を取得して長く安定した職業に就きたいと思う方は、介護福祉士の資格取得を目指してみてはいかかでしょうか。

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