取材の心得

これは学生時代の話


 


学園祭で講演会をして下さった先生に取材に行ったときの話です。


講演はもちろん傍聴し、内容などを逐一メモをしていました


(基本的にメモ魔なんですけどね


 


講演が終わって、取材に参りました。


一応、質問の内容とも言えないものは先輩が用意していたのですが、


何をどう尋ねれば良いのかが見当つかず


どうにか取材も終わり、記事を書いてアップして・・・。


 


数年後、ある記事を読んで背筋が・・・


 


講演にいらっしゃった先生との思い出話のような記事だったのですが、


記事を書いた方も、やはり先生を取材されたようでその時に・・・


 


「取材するのなら、


下調べして予備知識を身につけておくのが礼儀だろ


と怒られちゃいまして・・・(以下略)・・・


 


などという記事を発見


・・・学生で良かった・・・


 


取材をする上で、相手の本音を引き出すことが重大任務


その大切な部分を引き出すためには、


やはり先方について知っておくことはとても重要ですし、


知識がないと話題を広げることはおろか、理解することもできないのです


つまり、相手についてある程度の知識で持って、


よき聞き役に徹することが重要なのです


 


取材上手は聞き上手恋愛にも通じるかもよ


 

解像度のワナ

携帯で写真を撮るのが当たり前


これが、思わぬ弊害(?)を招いているのです


 


クライアントさんから、原稿と写真を預かりました。


「しゃしんはこれに入っているから」


営業さんに渡されたのはminiSD


恐る恐る中を見てみると・・・やっぱり


携帯で撮影した店内の写真が入っていました


 


写真はみんな一緒・・・ではありません


 


携帯やパソコンで見れる写真の解像度*と、


印刷で使える解像度では全く違うのです


 


ということを、クライアントさんに説明するのに時間がかかりました。


言われたって判らないよね~。


 


携帯で印刷向けの写真を撮影するときは、


モードを変えるとオッケー・・・なこともある。


 


文明が進むと、ヘンな問題出てくるよね~


 


解像度→絵や写真の密度。拡大して粗が見える度合いのようなもの

絵合わせ物語

本日体験入学です


お題目は「絵合わせ物語」・・・ってなに


 


印刷物は、印刷機にかけて印刷するのですが、


書籍の場合は、大きな用紙に印刷します。


つまり、数ページ分を一気に印刷するのです


 


ところが、これが意外とクセモノなのです。


中綴じ*の場合、とっても気をつけないといけないことが・・・


 


その実践的研究ってことで、この先は実際に足を運んで確かめて下さいな。


皆さんのお越しをお待ちしています


 


中綴じ→見開きで印刷して真ん中でとじる製本法


 


 


 

インクの限界値

フルカラーでチラシなど制作していてうっかりやってしまうのがインク。


私はへそ曲がりなので、


黒も単色で使うことはほとんどありませんでした・・・が。


入稿してみたらエラーが出ると。


それで色のデータをチェックしていたら・・・あったんです


 


よくCMYKといいますが、


C→シアン(水色っぽいインク)


M→マゼンタ(赤紫のインク)


Y→イエロー(黄色のインク)


K→カーボン(黒のインク)


の割合で色が決まります


それぞれ0~100で指定します。


 


何を失敗してしまったかといいますと、


この4色の合計数には限りがあります。


できないことはないけれど、その数値以上はインクの無駄というもの。


機械によってはエラーの原因になります


 


気をつけていたつもりだったんだけどな~~。。。


 


その限界値はいくつかって?直接ききに来て下さい


 

トンボといえど虫にあらず

印刷物を作成する場合、必ず入るのがトンボ。


これって、断ち切り線を表す記号なのです


形がトンボ(虫)に似ているからこう呼ぶのかな??


 


基本中の基本なのですが、これがちょっぴり落とし穴なのです。


 


クライアントさんに校正に出すとき、


当然、トンボも入った状態で持って行きます。


前面カラーのものであれば問題は無いのですが、


トンボが入る分、余白部分が広く見えます


 


これが魔物で、余白も込みで出来上がりと感じてしまうので、


出来上がってびっくり!なんてことがたまにあるのです


なので、出来上がり線を入れた状態で持って行ったり、


カットした状態のものと両方持って行ったりするのです。


 


いやはや・・・想像よりは具体的にね

知り合いネットワーク

緊急事態なるものは、どこでも誰にでも発生します。


 


このときの緊急事態は、ペラ*1枚のチラシ3000枚(だったかな?)


モノクロ*原稿なので、問題なさそうなんだけど・・・オオアリ


週末までに、関東外某所に送ってくれって・・・木曜日の午後に


 


この時は、上司と二人でブチキレ


何が問題かというと、印刷にかかる時間+発送にかかる時間。


それを考えたらそんなゴムタイな~って話なのですが、


社長じきじきなのでね・・・まったく・・・


版下が既にあったとはいえ、かなりギリギリ。


 


印刷屋さんに頼むにしても、かなり難しい注文。


そこでふと思い出したのが、知り合いでご実家が印刷屋さんという人


聞いてみたら、その印刷屋さんが偶然にも会社から比較的近場


お蔭様で、無事に納品することが出来ました


 


持つべきものはなんとやらだね


 


ペラ→紙一枚の印刷物(片面印刷のものをこういう場合が多い)


モノクロ→白黒だけの印刷物

聞耳小僧

原稿は、紙で渡されるとは限らなく・・・


テープやボイスレコーダーに録音されているものを、


聞き取りながら書き起こす「テープオコシ」が必要な場合もあります


 


書籍にする場合も、Webに載せる場合も、


原稿をテキストデータ*にする必要があるのです


 


とは言えですね・・・聞き取りやすいとは限らないのですよ


 


周りは作業しているので、大抵ヘッドフォンで聞きながらの作業。


周りの音はもちろん聞こえない上に、結構集中力が要るのです


 


その結果・・・気がついたら真夜中


みんな退社しちゃってたなんて悲しい状況もあるのです


大抵、周りが声をかけてくれたりするんですけどね


気がつかない事の方が多かったりするのです


 


終わらない上、急ぎであれば続行だけど、


いつもは終電に間に合う時間にアラーム設定していました


 


テキストデータ→設定を加えていない文字データ、「プレーンテキスト」とも云う

校正1・2・3・・・

フリーマガジンの会社での話


 


各お店の紹介などのクーポンページの場合、


大抵、枠の大きさによってフォーマットが決まっていて、


それに入れる素材を貰って流し込む*だけの単純作業だけど、


たまに、他のお店を差をつけようと、


フリーデザインを希望するクライアントさんもいらっしゃいます。


 


これが、楽しいんだけど厄介で


 


クライアントさんの指示で修正することを「校正」といいます。


クライアントさんの名前の横に、進行状況を書く欄があって、


校正がかかるたびに「校1」「校2」と書き換えていきます。


オッケーが出たら「校了」に書き換えて、後は割付を待つだけです


 


私が担当したクライアントさんに、


とってもこだわりの人がいらっしゃって、


そうそうにオッケーは出ませんでした。


初校*は一番早かったのに、校了は一番最後という快挙。


危うく雑誌が発行できなくなるところでした


 


最後の方は、3案づつぐらい出してだったので、


校正カウンターがヒートアップ!


校了を頂いた時はみんなで拍手喝さいでした


 


ちなみに校23ギネスに申請してみればよかった


 


流し込む→テキストデータを記事枠にはめ込むこと


初校→貰った原稿で組んで最初にクライアントに見せること

体験入学のメニューが決まりました!

体験入学のメニューが決まりました


発表まで時間がかかってしまったのは、


楽しく出来る内容について検討していたからです。


いやはや、申し訳ございません


 


内容はというと・・・


入社してすぐやらされることが多いことだったりします。


これ以上、詳しいことはしゃべれないのさ


体験入学の日程と内容は、こちらで確認して下さいな。


http://www.yomiuririkou.ac.jp/experience/index.html#k


 


夏休み、たまには学生のフリをする


体験入学でお会いしましょう


 

本日、体験入学

だったのですが、ほかの学科に飛び入り参加してきました


 


本日は介護福祉学科の体験入学をプチ体験。


半身麻痺&白内障&難聴などの疑似体験をしてきました。


あと、車椅子にも初ライド☆・・・乗りこなすの難しかったです


 


体験して分かった事は、文字の色やコントラスト*で、


文字や写真も見え方が違うということ。


見えたり見えなかったりで、すごく不安なんですよ


普段歩くときって、まっすぐ見ているけど、


無意識のうちに足元を見てしまうんですよね。


今度、街角で誰かとぶつかったら、


「ナンダコノヤロー!」と思う前に、相手の心配をすることにしました


 


車椅子で段差体験もしましたよ


ちょっとしたコツで、チカラが無くても車椅子を段に乗せられるんです


優しく衝撃を少なく・・・となると、難しいですけど、


お手伝いの学生さんに押して貰ったのですが快適でした。


これが、自分で車輪を回して移動となると大変!


直進は良いけど、右折・左折は難しい


いや~車椅子の人ってすごいわ~。


自分の足として乗りこなすのは大変ですよ!!


 


学科と関係なかったけど、実際に実習が出来る!って言いたかったんですよ。


次回は14日の予定ですので、ぜひぜひ足をお運びください


お待ちしています


 


*コントラスト→対比のことで、明るい・暗い等の相対するものの差のこと。