ひな祭りと日本色

今日はひな祭りですと同時に耳の日でもあります


「3」の形が耳に似ているからですって。


 


似ているといえば、印刷物の原稿につける「トンボ」も、


形が蜻蛉(とんぼ)に似ているから・・・なんですよね。


 


日本の色の名前は、そのモノに由来するものが多いです。


桃色はモモの花の色、桜色はサクラの花の色、


若草色は生えて間もない草の色、


若竹色は筍(たけのこ)と青竹の間のみずみずしい色、


山吹色、躑躅(つつじ)色、ひよこ色・・・などなど。


 


そして、その色に願いや象徴を与えたり。


 


ひな祭りの菱餅(ひしもち)の色にも意味があります。


桃色→春の訪れ、花の色


白色→初春の融けはじめの雪


草色→雪の下でも、しっかりと芽吹き春の訪れを待つ草


 


それで・・・


今は食紅とかで色をつけてしまうけど、


食紅がない時代は何で色をつけていたのでしょう??


 


桃色は、桜海老の色


草色は、蓬(よもぎ)の色


 


そう聞いて、小さい頃に試したことがあります。


桜海老の桃色は、黄色がかった優しい桃色になるんですよ


そして・・・海老の風味がきいていておいしいのです


 


ちなみに、「紫色」が高貴な色とされたのは、


その色を得るために必要な「」がなかなか手に入らないからなんだとか。


 


色って不思議ですよね。