秋といえば文化祭♪

夏が終って、風がすっかり涼しくなりました。秋ですね~。

一足早く、期末試験を切り上げて、
他より早めに後期の授業をスタートさせたマスコミ制作学科です

秋といえば文化祭です
本校でも、11月7日8日に、文化祭が行われます。
出版業界では、その季節の半年以上前から準備を始めます。
モデルさんが、寒いのに浴衣着てニッコリというのもそうです。
雑誌の写真や記事は、先取り先取りで準備をすすめます。

だって、秋に秋流行のファッションを追っていたら、
読者に届く頃にはもう冬ですよ

そんな訳で、先に先に、色んなことを考えて準備をするのです。
期間が短かったり、準備が足りないと・・・失敗の原因になります

失敗とは・・・乱丁や誤字脱字・・・などなど。
そのために、校正を行うのですが、時間が迫っているとミスも増えます。
致命的なものでなければ、目をつぶる場合もありますが、
もしも起こってしまったら・・・一瞬にしてゴミの山です

そんな無駄なことを起こさないように、
だけど、情報は鮮度が命なので先に、先にと用意をします。

と言うわけで、マスコミ制作学科も学園祭の準備を着々と進めています。
構想自体は、夏休み前から考えていたのです

時間が微妙ですが、
田町駅から徒歩3分!
三田駅の最寄の出口からだって徒歩1分!
駅から近いし、東京タワーも泉岳寺も増上寺も近いから、
観光ついでにお茶をしにきて下さいな

学生の作品だけじゃなく、それっぽい企画でお待ちしています

え?詳しく聞かせてって??
ダメダメ!あせっちゃダメ!またきてネ

人生とは一冊の本だ!

よく、「勝ち組み」とか「負け組み」とか言うけど、
そもそもナニが「勝ち」でナニが「負け」なの?と思ったりして。
それで最終的には、「人生とは一冊の本だ!」と結論付けてみました。

「本」には、色んなものが詰まっています。
知識であったり、誰かの人生であったり、架空の物語であったり。
「本を開く」と言うことは、「未知の世界への扉を開く」ということ。
だから、小説も、実用書も、絵本も、マンガもおもしろいのです。

そうそう、それでなんで「本」が人生なのか??

本を開く時のワクワク感って、
赤ちゃんが生まれる時のワクワク感に似ていませんか?
どんな子が生まれるのかな?女の子?男の子?お父さん似?お母さん似?
この子にどんな人生が待っているかな?

みんな、期待と不安を抱えて誕生を待ちます。

そして生まれたら!その子に周りは何らかの形で振り回されます。
赤ちゃんから子供になり、保育園や幼稚園、
その前に親戚やご近所さんと関わり、影響されたり影響を与えたり。
そうして、また、親になったりして振り回されたり。

「良い」とか「悪い」という見方も、ココでは敢えてしません。
「良い」とか「悪い」という価値観は、その時代と状況とで変化するからです。
なんていうのかな?「良い」というのは、必ずしも双方に「良い」とは限らない。
身近な例えだと、「お母さんのお手伝いをする」ということは、
大人の立場から見ると「良い」けど、
子供の立場からだと、その分遊んだりできないから「悪い」って見ることもできる。
だけど、我慢をしてお手伝いをしてくれたから、
お母さんは子供に「ありがとう」という訳ですよね。
お母さんが大変そうだから、子供が自発的にお手伝いをしたかもしれない。
それでも、やっぱり子供が自分の時間を削ってお母さんのお手伝いをしたので、
お母さんは子供に「ありがとう」とご褒美の言葉をあげるべきかな?

それは置いておいて・・・

子供から大人に成長して、その間には楽しいことも、
辛いことも、理不尽なことも、いっぱいいっぱいあります。
それを経験するたびに、何かを感じて、何らかの形で解決していきます。

そして、家族に見守られてか、病院の一室でかも、山で遭難してかも、
どんな形でかはわからないけど、人生を終えます。

その時、残されたみんなは色んなコトを感じ・考えます。

一冊の本を読み終えた時も、やはり色んなコトを感じ・考えます。
それだけ、本は大切なものなのです。

「本」は作ろうと思えば、簡単にできます。綴って表紙をつければできます。
でも、人生と同じだけ重みのある「本」は、
インスタントみたいに簡単にはできません。
多くの手を借りて、多くの工程を経て、書店に並びます。
人によっては、珠玉の一冊を作るかもしれません。

そんな本を作る人、そんな本を作りたい人のお手伝いをする人、
そういう人を目指すのがマスコミ制作学科です。

>>マスコミ制作学科はこんなところ

絵を描ければ出版社で仕事ができるのか?

絵が好きだから、出版の仕事がしたい。
そういう方はいっぱい居ます。

じゃあ、現実的にはどうなのでしょう?

絵を描けることは、オプションみたいなもので仕事には直結しません。

絵を描く仕事はの給与体系は、絵(作品)一点につき幾らです。
そういう部分では、ちょっと芸能界に似ているかもしれません。

漫画なども、多分、連載でいくらとか、1作品でいくらではないでしょうか?

出版のお仕事というのは、色んな仕事で成り立っています。
絵を描く仕事で出版系といったら、挿絵やイラストレーターです。
クライアントが「こんな絵を描いて下さい」といったら、
それにしたがって、納期(締め切り)までに描くのが仕事です。
納期に間に合わなかったら?自分の場所に穴をあけることになります。
といっても、何もない状態で出版できませんから、
他の人が埋めることになるでしょうけど、確実に次から仕事は貰えません。

絵を描く仕事と本などの体裁を整える仕事は別の仕事になります。
絵を描く人、文章を描く人、その絵と文章を本にまとめる人、
まとめたものを印刷する人、印刷したのを本にする人。
少なくとも、これだけの仕事が関わります。
だから、どの工程でも、少しでも遅れたら大変なことになります
全部に影響が出てきて、最終的には納期の遅れや、出版の遅れに繋がります。
雑誌などは特に、発行の遅れは読者離れに繋がります。
これって死活問題です。

漫画やドラマで締め切りに間に合わない!って、作家がカンヅメになったり、
会社に泊り込んだり・・・なんてありますよね?
あれは、締め切り前にはよくある風景なのです。

まぁまぁ、それで絵を描く話。
絵を描くことは、ちょくせつ本(雑誌)につながる訳じゃないのです。
絵は本の内容を構成する一部分にすぎないからです。

出版系の仕事に就くには、そのワークフローを理解したりなど、
むしろ絵を描くこと以外の知識が要求されます。
それも知っていた上で、「絵も描けます」だったら、
会社は喜んで採用したがるでしょうね。

さて、その出版系の知識はどこで得るのか?
それを教えるのがマスコミ制作学科の役割です
ワークフローについては、実習を交えて学習するので、
制作側の気持ちもわかるディレクターになることができます。
何が違うって、残業や泊まりが必要になるようなスケジュールを組まない!
ってことなのです。なんだ~と思うでしょ?
一人じゃできないことは、みんなでやるのです。
みんなでやるには、それぞれ無理をしなくていい状態を、
統括であるディレクターがつくれないと、みんな協力してくれません

みんなは一人のためにじゃなく、
みんなはみんなのために!これが出版業界で大切なことなのです