エコテストって・・・

エコテストって、エコロジーにまつわるテストだと思っていたら、


ドイツの雑誌名だったんですねてっきりそういう試験かと思ってしまいました


今年度の学園祭のテーマは「エコ」ってことで、


のぞきに行ったのですが新しい発見です


 


「エコテスト」とは編集部で、ある商品の成分を徹底的に調査して、


人体や環境に影響が無いかでランクをつけて発表するという内容。


他にも、環境などについての記事も掲載されていますが、


このテストが国の基準より厳しいそうで、企業からの反発もすごいようです。


 


ドイツって、知る人ぞ知るエコロジー先進国なんですよ


 


とはいえ、調査は外部の機関に完全委託しているので、


費用は大変なようで、サイトや雑誌上で寄付を求めているそうです。


 


う~ん、ちょっと読んでみたい


 


マスコミ制作学科では、特に屋台とか出しませんが、


学園祭へお越の際は、マイマグカップをご持参下さい


温かい麦茶のサービスを予定しています。


(レンタルマグカップも用意する予定です)


 


>>「エコテスト」についての記事


>>ヨミウリンクフェスティバル(学園祭)について


>>マスコミ制作学科について


 


 


 


 

ページ数の意味

担当していた機関誌*で、年に2回、全文の掲載があった。


どんなに長い原稿も、逆に短い原稿も、見開き2ページに収める。


その中に、どうしようもない長い原稿があった。


文字のフォントを小さくしても、長体*をかけても収まらない。


それで、編集者に掛け合って、連番のレポートは、


それぞれ3ページにして偶数ページにする・・・ってことで落ち着いた。


 


なので、平気だと思ってもう一点長い原稿を3ページで組み版*してしまった。


 


これが大問題になってしまった。


結果的に、1ページツジツマ合わせのページを増やすことになった。


なので、変則的なページ数になった。


 


書籍は基本的に16の倍数*ページになっている。


これには意味があって、印刷効率を上げる意味合いもあるけど、


製本したときの強度*に違いが出るという話。


クライアントさんと印刷業者さんの会話で知った事実。


 


制作の部分しか知らなかった私は、


ページ数が決まっていること以上の意味があることに驚いていた。


出版についての知識は全く無いままに入社し、


仕事をしながらいろんなルールを覚えていけば良いと、


それで横柄に構えていた部分もあったかも知れない。


 


クライアントさんは、


自分と同等かそれ以上の知識を持っているという前提で話す。


だから、一通りは知っておかないと余計な失敗をしてしまう。


 


今は、いろんなハウトゥ本*が出ているけど、使いこなせる人はいるのかな?


できる気になってしまってはいないか?私もそんな一人だったから。


 


学校とは、生きた学習ができる場所、マスコミ制作学科でできること。


 


機関紙→ある特定の団体向けに出版する雑誌


長体→フォントの縦横比を変えること


16の倍数→一回の印刷でできるページの最大数(1台)


製本したときの強度
 →本を綴た後に圧力をかけて糊を定着させ、形が崩れにくくなる度合い


ハウトゥ本→手引書の通称「How to ~」に由来?

印刷物の表情

たとえば「京都」についての本だけでもたくさんある。


「京都」の旅行の本なのか?


「京都」の食べ歩きの本なのか?


「京都」の歴史の本なのか?


「京都」の七不思議の本なのか?


 


また・・・


 


「京都」の「旅行」の中でも、


紅葉を楽しむものか?芸術を楽しむものなのか?観光を楽しむものなのか?


「京都」の「食べ歩き」の中でも、


スイーツなのか?精進料理なのか?フランス料理なのか?


「京都」の「歴史」の中でも、


平安時代なのか?文化なのか?寺社仏閣なのか?


「京都」の「七不思議」の中でも、


都市伝説なのか?歴史に絡むものなのか?極めて現代のものなのか?


 


切り口を変えるだけで、


雰囲気も変わってしまう、対象も変わってしまう。


 


対象が変わると、


写真も変わる、絵も変わる、文章も文体も変わる。


 


そしてまた、それをデザインする人のセンスで、


レイアウトが変わる、丁装が変わる、カタチが変わる。


 


そしてこれは、見方を変えれば「表情」といえるのではなかろうか?


印刷物の表情は、それを作る人に委ねられる。


そしてそれが「特徴」になっていたりするのだろうか?


 


同じもの、同じ写真、同じ文章を使っても、


それをデザインする人によって、できあがる物は変わる。


そしてそれぞれ、上手・下手、稚拙・達者、単純・難解、


あるかもしれないけど、それぞれにその人の表情がにじみ出る。


 


ただ並べるだけなら誰でもできる・・・本当に?


ただ並べるだけ、されど並べるだけ、ここに並べるだけ。


でも、表情が出る。


 


几帳面か、いい加減か、良い加減か。


 


それが印刷物の表情となって、人の目を楽しませる。


モノを作る人間にとっては、それを見て楽しむ人を思うことも、


原動力のひとつになるのかもしれない。


 


だから、ご飯を食べることも、眠ることも忘れてしまう人が多い。


だって、モノを作ることは「遊び」と同じだけ、エキサイティングなことだから。

山野徹氏からのコメント

現在進行形でお仕事されてる、


山野徹氏のインタビューを本校のサイトで紹介しています


 


記事を読んでいますと共感できる部分が多くあります。


 


マスコミ系の仕事は、書籍にしろ、雑誌にしろ、放送にしろ、


意外と狭き門ではないのです。


ただ、とてもハードなので続かないのです。


 


私の担当した本は、マニアックなので流通にはなかなか乗りませんが、


一冊分の紙面編集とイラストを担当させて頂きました。


出版されるまでは、


会社にいる時間と打ち合わせの時間と家にいる時間が7:2:1。


着替えのために家に帰ってとんぼ返りもしばしばでした。


同時進行で、雑誌の紙面も作っていたので、


時間との戦いで、鬼のような時間配分で仕事していたかも


本当に、働きマンの世界です。


 


通常は、紙面をデザインする人、デザインに沿って紙面を作る人、


文章を考える人、絵や写真を用意する人は別々なのですが、


その時はデザインに沿って、イラストと紙面作りを担当しました。


その前に、企画だったり色々ありますけど。


 


多くの人の手により一つのものが完成するのは、


映画・番組とも共通する部分があります。


その担いてになるお手伝いをするのが、マスコミ制作学科です。


 

大きく聳え立つ壁

初めてHTML*に触れたときの話。


そんなにインターネットが盛んでなかった・・・というか、


世に出始めた頃・・・既にソース*が作ってあって、


その中に記事を書き込む・・・というのが初めてでした。


 


その後、自分でもサイトを持ちたいな~と考え、


本を買って自分で作ってみるけどうまくいかない。


飽き性な私は、そこで一回勉強を放棄しました


 


1年経たずに、今度は手伝いのために知識が必要になりました。


テキストを片手に、その通りに自分でシュミレート。


この時に、形は作れるようになりました。


けど、それはあくまでもテキスト通りであって、


自分の理想に近づける手段も、方法も思いつきませんでした。


なので、7割方で再び挫折・・・。


 


ちょっと余裕が出てきて、それなりに欲も出てきました。


今度はHTMLに加え、JavaScript*を使って動きのあるものを作ろうと画策


これだ!と思うサイトのソースを見たり、自分でも本を買って日々研究。


結果的に、自分のやりたいことまで到達できなかったけど、


9割ぐらいは理想に近い形を作れるようになりました


 


好きこそものの得意なれ


 


って言葉がありますが、自分のこうしたい・ああしたいに近いことって、


どんな状況であろうと頑張れるんです。


まぁ、時間は多少かかる場合もありますけど・・・。


 


ここでのポイントは、挫折をしてもあきらめないこと


みんな出来ないと「だめだー!」って諦めてしまうけど、


それはその時点で出来なかっただけで、その先は出来るかもしれないのです。


諦めてしまうことは、勝手に自分の未来を限定してしまうこと。


これってもったいないです。


 


HTMLは、一度理解してしまえば、作りはシンプルな言語です。


シンプルだけど地味なので、現場でもソフト任せな部分が多いです。


けど、現場の人は言っています。知識がほしい


 


だからこそ、マスコミ制作学科では基礎科目の一部にHTMLが入っています


HTMLをマスターするのが目的ではなく、


問題に対峙した時に、ソースを見て問題点の目星をつけ、


それに対しての対処法を見つけられるようにすることが目的です。


HTMLをマスターするのを、いきなり目標にしてしまうと挫折します。


 


壁は大きい方がいいと言いますが、結果的に越えるのであれば、


何も急がずに少しずつ越えていけば良いのです。


早いに越したことは無いけれど、早いことが必ずしも美徳ではありません。


 


なんとなく、時間に追われる分、結果ばかりを急ぎすぎて、


大切なポイントを見逃すために基礎が脆弱になっています。


応用も大切ですが、基礎があっての応用です。


 


その基礎を身につけるための学校です。


 


HTML→HyperTextMarkupLanguageの略。HPを作るプログラムのようなもの。


ソース→プログラムなどの中身のこと。ここではHTMLのプログラムの部分。


JavaScript→HPで動きをつけたり、ランダムに表示したりできる言語。


注意)HTMLでは基本的にテキストや画像を表示させることしか出来ません。

基本ルール

初めてDTPのお仕事をしたときの話。


見本として、前任者が編集した冊子と一緒に、


まだ手付かずのデータを預かった。


 


???どうすれば良いの???


 


そんな訳で、見よう見まねで紙面を作って出力


ダメダシの嵐ぃ~~


 


文字の大きさ、行間*、キャプション*の入れ方、フォント・・・


 


それなら先に言ってよぉ~と思いながら直し。


 


文字が中心の書籍だと、読みやすさに加え、


全部のページの印象が変わることなく、


文字がおさまっていない体裁が悪いのです


そうとは知らず、私は工夫を凝らして一生懸命詰め込んでしまいました


 


どうやって詰め込んだかと言うと、


フォントサイズを変え、縦横比を変え*・・・やり繰りしたのにぃ


 


確かに、パラパラめくってみると違和感が


 


ついつい、見開き*とかだと全体のバランスって失念しちゃうんですよね


あとは、周りの余白とのバランスとか・・・。


 


見せるたびに注意されるから結構凹みましたけどね


 


そんな時に言われたんですよ。


 


新人さんが完璧だったら、何年もやってるこっちはどうなるの?


そっか!怒られることも新人の仕事なんですね


反省することもね


 


そうそう、最初は色々やってしまうものなんですよ。


社会に出てから、結構失敗するのって怖いですよね。


そのために、学校でたくさん失敗しておいて下さい。


 


それでも失敗してしまったら・・・きっちり対応をすればいいのです


 


私の場合は、マニュアルメモみたいなのを作りました。


メモを取っておけば、迷ったときに困りません。


あと、すかさず聞く勇気(これはいまだに持てないけど)


確認することは、失敗を防ぐ最良の方法のひとつです。


タイミングを見計らうのが大変なんですけどね


 


この時期って、結構、いろんなことが見えてきて、


自分が嫌になったり、会社が嫌になったりする時期なんですよ。


オータムブルーって言うのかな?


なんとなくセンチメンタルになる時期なんですよね


 


そんなときは焦らず、もしもしカメで乗り切りましょう


 


反省しないとダメなになってしまうのでお気をつけあれ


 


行間→文字列と文字列の間の空間


キャプション→写真や図の説明文や名称


(文字の)縦横比を変える→「チョウタイをかける」と言います


見開き→2ページ開いた状態でヒトククリと考える場合によく使う