ぞっとする話

まだまだ汗ばむ夏の日に送るぞっとする話


 


クライアントさんが、急ぎで欲しいという事で、


ちょうど夏の始まりから真っ只中になる頃、


毎日缶詰*になって書籍の制作に追われていました。


多目の発注があって、先方の希望する納品日まで日にちが無く、


急ピッチで制作が進められました。


 


その頃のスケジュールは、


打ち合わせ→制作&手直し→打ち合わせ・・・の無限ループ


クライアントさんと会社を2度3度往復することもしばしば


 


それで無事に入稿を済ませて、ほっとして納品日を待っていました


 


納品されたら、指定部数をすぐにクライアントさんに届ける手筈に。


 


が・・・しかし


 


確認してみると、きれいに1頁ずれている


いわゆる「乱丁*」です


 


その後、上司の許可を得て放浪の旅(数時間)に出させて頂きました


 


その後の展開?あせっちゃダメココロの傷が癒えるまで待って


 


缶詰→社用以外(帰宅も含む)で外出しないことの通称


乱丁→本の不良。傷み破れなど書籍として、商品価値の無い状態。