卒業生は、いま・・・

みなさんこんにちは

先日、みなさんにご迷惑をおかけしつつ旅に出ました。

気仙沼出身の卒業生が、巡り巡ってホテルに就職したので、

ぜひ旅行を兼ねて遊びに来てください!とのこと。

気仙沼といえば、まだ記憶に新しい3.11で大きな被害があった地域の1つです。

最近は、復興商店街などでちょっと話題のスポットでもあります。

東京からだと、

一ノ関まで東北新幹線で出て、そこから大船渡線に乗り換えです。

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田園風景を眺めながら、1時間半ほど揺られます。

今回は、他の用事もあったため東北フリー乗車券を利用しました。

5日間乗り降り自由なので、途中の猊鼻渓(げいびけい)駅で川下りも考えたのですが、

前の予定が押してしまったので今回はパスしました。

大船渡線は、震災の影響で気仙沼駅までしか今のところ利用できません。

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気仙沼駅前には、灯台の形のモニュメントと、

写真ではわかりにくいですがサメやマグロ、カツオなどのお魚が楽しそうに泳いでいます。

なんだか、本当に港町なんですね。

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タクシーで一番港に近い復興商店街まで行きました。

この道路がある意味境目だったのかと思わせる場所です。

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 とはいえ、残っている街並みも決して無傷ではありません。

大方片付いているとはいえ、まだ手つかずのところもありました。

このような建物の間に、復興商店街があります。

タクシーの案内でやってきたのは、

南町紫市場という商店街で、 2階建てのプレハブにいろんなお店が入っていました。

近所にも営業中のお店があり、大きくて肉厚な笹かまぼこや、

この辺りで一番安い居酒屋を教えてもらいました。

辺りはまだ明るかったのですが、とりあえずホテルへ向かいました。

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卒業生がちゃきちゃきと働く姿を撮影。

現在、フロント業務をする傍ら、チラシやポイントカードの作成をしているそうです。

ちょっと立ち話のつもりが、いろいろ話し込んでしまいました。

まだ、一部再開なので個室のシャワーが使えなかったり、

夕食の用意はできないなどありましたがベッドは広く快適でした。

朝食はお弁当とあったので、どんなものかとドキドキしていたら、

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松花堂弁当のような形で、座席は自由だったので外を眺められる座敷で頂きました。

お風呂も夜遅くまでと早朝から営業しているので、

特に不自由を感じることなく、のんびりとした時間を過ごせました。

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写真の奥に見えるのが、卒業生が働くホテルです。

この辺りで数少ない流されずに済んだ建物だそうです。

なかなか予約を取るのが難しいそうですが、もし良かったら遊びに行って下さい。

前日のタクシーの運転手さんから教えてもらったおすすめのお店まで、

沿岸部を歩きながら向かいました。

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各漁船では、漁師さんたちがせわしく作業をしていました。

やっぱり、船の上だとよりイキイキしている気がして、改めて港町だなぁ・・・と思いました。

そして、タクシーの運転手さんがおすすめしていたお店へ。

復興屋台村 気仙沼横丁にあるお店です。

こちらは、紫市場より規模が小さいのですが、飲食店やお土産屋さんもあって、

より観光向きな感じがしました。

お店があくまで時間があったので、いろんな店舗を巡りつつお土産を購入。

欲しかった書籍と出会い、ふかひれスープのランク(?)を聞いて、

安いのには訳があったのか~なんて考えつつお店の開店時間。

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時間まで待ってていたので、ブルーベリージュースはサービスで。

カツオとマグロの中落ちの2色丼を頂きました。

カツオ漁が本当に最近開始したようで、

地元の新聞でもマグロからカツオへというような記事が掲載されていました。

気仙沼はまだいい方で、

他の沿岸地域はまだまだ大変な地域が多いと伺い心が痛みました。

そんな訳で、卒業生の顔を見に行ったついでに道中のおすそ分けでした