落とし穴

私が、制作会社に入ってびっくりしたことをご紹介します。


といっても、小さな制作会社ですので、その辺は考慮してね


 


入社して間もない頃、新刊が出たので、


サイトの内容を書き換えるように指示をされたので作業しようとしたら・・・


 


全くもってびっくりなのよ


 


表示がおかしくなっていて、ソース*を見たらこれまた暗号文並の複雑怪奇


どう云う事かと確認してみたら・・・


DTPの感覚で作成したとのコト・・・トホホ・・・


 


印刷物でできる事とWebでできることは似ているけれど違います。


大きな違いは、その作り方にあるかもしれません。


レイアウト*の方法・・・と言う表現が正しいかどうかは分かりませんけど


 


印刷物の場合、画像の位置、文字の位置など細かく設定する必要があります。


なぜなら、そのまま出来上がりに反映してしまうからです。


 


Webの場合、文字など細かく設定することも出来ますがリスクを伴います。


閲覧者の環境などに依存するため、


閲覧者の立場を考慮して制作する必要があるのです。


このことをユーザビリティといいます。


 


印刷業からWebへの移行が目立つ傍ら、


Webについての知識が追いついて居ないままという現状があります。


 


どうしてか?


 


見てくれは似ているけど、Webはプログラム*なんです。


だから、修正をしたり更新をしたりしようとすると、


プログラム(=中身)を理解していないと難しいのです。


簡単な更新は出来ます。


けど、「もっとこうしたい!」と欲が出たときに壁に当たります。


 


それで、自分が作りたいWebの画面を画像で作ってしまうのです。


そうなると、更新はおろか修正が必要なとき、とても大掛かりになります。


なにより、大きな画像は見るだけでそこそこ時間がかかるので、


閲覧者は総てを見ないうちに他へ行ってしまうのが殆どなのです


 


話がそれちゃったけど、


Webはhtmlなどのプログラムをブラウザソフトで起動して表示します。


つまり・・・こんな感じ。


 


英文(=htmlファイル)



翻訳(=ブラウザソフト)



和文(=Web)


 


と言う具合なのです。


だから、ファイルの内容が多ければその分時間がかかると言うこと。


 


印刷業をしている人って、プログラムには疎い人が多いから、


案外その辺の絡みを知らない人って多いのです。


 


え?Web制作ソフトが使えるから良いって?


確かにそれも一理あるけど、トラブルが起きたときに対処できるか??


ここがポイントです


 


入門編としてWeb制作ツールはとても良いですけど、


それだけではどうにもならなくなるコトがあることに気づくはずです。


 


まぁ、文字を追うのはどっちも同じなんだけどねぇ~


 


ソース→HTMLファイルなどのプログラムのこと


レイアウト→文章や文字などの見た目の構成


プログラム→パソコンのための命令文