昨日の夜中、テレビをつけていたら、
「東京メスメディア会議」という番組をやっていてついつい見てしまいました
少しマニアックな雑誌の編集者や記者が集まって、
色々スクープやら何やらを話す番組だったのですが、
専門誌の人間だからこそ知っている内容とかで結構面白かったです。
あと、取材の切り口なども「なるほどな~」なんて思うことも。
王道の、コンビニにでも並んでいるような雑誌ばかりではないので、
初めて聞いた雑誌もあれば、書名だけ知っているものもあったりで。
ましてや、その雑誌の取材・編集をしている方のお話が聞けるなんて
専門誌は、一般誌と違う雰囲気があって、
まっすぐな見方をするとカワリモノで、少し斜めから見ると仕事熱心で、
仕事熱心だからこそカワリモノになってしまう・・・という感じで。
取材や編集を通すうちに、その内容に詳しくなるのは勿論なのですが、
知識が知識を呼ぶ・・・ではないけど、
関心から始まり、
探求→発見→発展の無限ループの状態が起きるのではないかと。
私自身は、残念ながら専門誌の取材・編集の経験はないけど、
知り合いにある専門誌の取材をしていた人がいたのでその話。
取材でのドタバタもそうだけど、
端から見ていると「昼間からなんて話を!」という内容だけど、
話している本人はとても楽しそうで活き活きしている。
いや~、女の子相手に話すのもなんだけどさ~・・・(後略)・・・
・・・けど、とても楽しかったんじゃないんですか?
うんっ
専門誌に携わる人は、自分の仕事が好きな人が多いです。
端から見ていると「ヘンな人~」かもしれませんけど、
それは見方を変えると仕事熱心のあまりの変貌ぶりなのです
ことわざで、「好きこそ物の上手(得意)なれ」とあります。
自分の好きなこと、得意なことについては上達が早いということです。
私事なのですが・・・
ごく身近な知り合いで、舞台俳優を目指している人が何人もいます。
そういう人たちは、
学校とかでも部活にも入って、精力的に活動していました。
それに加えて勉強のために、できるだけ多種多様の舞台を観劇していました。
それでふと、自分には才能はないと気づいた人たちもいました。
それでどうしたのか?
一人は、観劇する側の立場の視点から、制作会社に入りました。
一人は、普通に働く傍ら、有志で作った劇団で活動を続けています。
一人は、舞台の演出・美術について学ぶために学校に通っています。
脚光を浴びるだけが、その仕事ではないのです。
「舞台」を例にとっても、
舞台に立つ役者さんも、
舞台や衣装のデザインをする人も、
そのデザインをもとに、セットや衣装を用意する人も、
ライトをあてる人も、音楽を流す人も、
その全体のできを確認する人も、
そして、その舞台についていろんな人に紹介する人も、
どれも欠かすことができない上に、
「舞台」に関わる仕事なのです。
映画でも、雑誌でも、書籍でも、番組でも、
何が好きで、何をしたいのか?ちょこっと考えてみても良いのでは?
「そのことをすること=そのことが好きなこと」とは限らないですよ。
話が脱線してしまったけど、
知的好奇心(と少々の好き)の探求を極めたひとつの形かな・・・と思って、
その番組を見ていたのですよ。いやはや・・・。