よく、「勝ち組み」とか「負け組み」とか言うけど、
そもそもナニが「勝ち」でナニが「負け」なの?と思ったりして。
それで最終的には、「人生とは一冊の本だ!」と結論付けてみました。
「本」には、色んなものが詰まっています。
知識であったり、誰かの人生であったり、架空の物語であったり。
「本を開く」と言うことは、「未知の世界への扉を開く」ということ。
だから、小説も、実用書も、絵本も、マンガもおもしろいのです。
そうそう、それでなんで「本」が人生なのか??
本を開く時のワクワク感って、
赤ちゃんが生まれる時のワクワク感に似ていませんか?
どんな子が生まれるのかな?女の子?男の子?お父さん似?お母さん似?
この子にどんな人生が待っているかな?
みんな、期待と不安を抱えて誕生を待ちます。
そして生まれたら!その子に周りは何らかの形で振り回されます。
赤ちゃんから子供になり、保育園や幼稚園、
その前に親戚やご近所さんと関わり、影響されたり影響を与えたり。
そうして、また、親になったりして振り回されたり。
「良い」とか「悪い」という見方も、ココでは敢えてしません。
「良い」とか「悪い」という価値観は、その時代と状況とで変化するからです。
なんていうのかな?「良い」というのは、必ずしも双方に「良い」とは限らない。
身近な例えだと、「お母さんのお手伝いをする」ということは、
大人の立場から見ると「良い」けど、
子供の立場からだと、その分遊んだりできないから「悪い」って見ることもできる。
だけど、我慢をしてお手伝いをしてくれたから、
お母さんは子供に「ありがとう」という訳ですよね。
お母さんが大変そうだから、子供が自発的にお手伝いをしたかもしれない。
それでも、やっぱり子供が自分の時間を削ってお母さんのお手伝いをしたので、
お母さんは子供に「ありがとう」とご褒美の言葉をあげるべきかな?
それは置いておいて・・・
子供から大人に成長して、その間には楽しいことも、
辛いことも、理不尽なことも、いっぱいいっぱいあります。
それを経験するたびに、何かを感じて、何らかの形で解決していきます。
そして、家族に見守られてか、病院の一室でかも、山で遭難してかも、
どんな形でかはわからないけど、人生を終えます。
その時、残されたみんなは色んなコトを感じ・考えます。
一冊の本を読み終えた時も、やはり色んなコトを感じ・考えます。
それだけ、本は大切なものなのです。
「本」は作ろうと思えば、簡単にできます。綴って表紙をつければできます。
でも、人生と同じだけ重みのある「本」は、
インスタントみたいに簡単にはできません。
多くの手を借りて、多くの工程を経て、書店に並びます。
人によっては、珠玉の一冊を作るかもしれません。
そんな本を作る人、そんな本を作りたい人のお手伝いをする人、
そういう人を目指すのがマスコミ制作学科です。