進路を考える時期でしょうか

最近ニュースで耳にした話ですが、将来なりたい職業に関する小学生へのアンケート調査によると、男子の場合は上位2位までがスポーツ選手で、それに続く第3位はサラリーマンだったようですね。

 

 「キャリア」ということについて言えば、以前から「キャリアアップ」などという言葉をよく聴いていましたが、「キャリア」の定義も世界中の研究者が研究をし、職業のみならず人生そのものが「キャリア」であるという考え方もあるようですね。

 

 最近は若い頃からキャリアデザインの必要性が望まれているようです。しかし、当事者である若い皆さんは、今も昔も変わることなくモラトリアム人間として、将来をゆっくりと考え、選択する時間が欲しいように見受けられます。

その結果が、男子小学生のなりたい職業第3位のサラリーマンという結果にも投影されているのでしょうか。

 

 カレンダーには書かれていませんが、このゴールデンウイークの時期というのは、若い皆さんにとって、進路を考える時期なのではないだろうかと感じています。

今の若い皆さんは、小さい頃から感受性も高いので、この時期に極端に精神的に不安定になることは少なく、今更「五月病」というのも無いのではないかと思っています。

しかし、新年度になり、進級や入学をして脇目も振ることなく時を駆け抜けホッと一息つくこの時期は、自分のこれまでの約一か月間の行いを振り返って、つい「このままで良いのかな?」と考えてしまう時期なのではないかと思います。

 

 電気電子学科の1年生も入学して登校した初日に、キャリアコンサルタントの先生のお話しを聴きました。そして2年生は、教員室にある求人票を毎日のように見に来ています。

4年制の大学であれば、3年生の頃から会社訪問などを始めるようですから、2年制の専門学校生にとっても就職というのは、入学したときから気になっている切実な課題なのでしょう。

 

 高校3年生にとっても、進級してから僅か1か月ですが、気になるのは自分の1年後の姿ではないでしょうか。

理系や文系という二者択一の方向性が決まっても、「これっ!」というのは決めることが難しいのは、いつの時代も一緒です。

 

 例えば電気系の方向に進みたいと考えたときに、分かりやすい目標は「電気工事士」。

そして最近、就職・転職情報でよく耳にする「電気工事施工管理」?これって何?

だけど、通信教育の広告でよく宣伝されている「電験三種」。

なになに、「電気主任技術者」というのもあるらしい。

えっ!「電気主任技術者」?「電気通信主任技術者」?

電気と電気通信の両方あるの?

「電気通信主任技術者」の他に、電気通信の「工事担任者」というのもある?

電気の世界の資格は、調べれば調べるほど分からなくなってくるものかもしれません。

 

 最近は就職する場合に「有資格者優遇」。転職のときは「有資格・要経験」が多いですから、電気の世界を目指す以上は、やっぱり最強資格を手に入れたいと考えて当たり前です。

 

 こういった問題の解決をお手伝いできるのが、オープンキャンパスです。

読売理工医療福祉専門学校では、基本的に休日の午後に行われていますが、同じ日の午前中に保護者向けの説明会を設定している日もあります。

 

 読売理工医療福祉専門学校の電気電子学科の特徴は、昼間2年間学んで卒業することで第二種電気工事士の試験が免除になることです。卒業と同時に第二種電気工事士の免状を申請して入手することが可能です。

第二種電気工事士免状を取得できれば、講習会の受講のみで認定電気工事従事者の免状がもらえます。

自動火災報知機などの消防設備の工事を行うために必要な甲種消防設備士という資格がありますが、受験資格が結構厳しいので有名です。しかし、第二種電気工事士の免状を持っていれば受験資格が生じます。

 

 そして、巷で噂の「電験」=「電気主任技術者」。これも在学中に指定されている科目を修得して卒業すれば、実務経験に応じて申請をしてそれが認められることで、第二種と第三種の免状を無試験で交付されることが可能です。

 

 電気工事施工管理技士というのは、電気工事の現場監督(正確には「工事現場における建設工事の施工の技術上の管理をつかさどるもの」)に必要とされる国家資格です。以前は指定学科の卒業後の実務経験、または第二種電気工事士免状交付後1年以上の実務経験が要求されていましたが、本校電気電子学科2年生のときに学科試験のみが受験可能になりました。在学中に学科試験に合格し、第二種電気工事士免状を取得して1年間の実績を積むことで、卒業後5年間で学科試験が連続2回まで免除になり、実地試験のみの受験で合格すれば2級電気工事施工管理技士を名乗ることが可能になります。

 

 最後に、工事担任者は、簡単にいうと電話工事に必要な資格です。電話工事を行う場合には、その種類と規模に応じて、工事現場に工事担任者の有資格者が必要です。

電気工事は電気工事士にしか認められていませんが、電話工事は行う工事に適切な有資格者が1名いれば基本的には誰でも工事ができるというのが大きな特徴です。工事担任者試験は、一般的呼称では「基礎」、「技術および理論」、「法規」の3科目に分かれていますが、本校卒業生には「基礎」科目の免除が認められています。

 

 こういった質問や疑問に答え、学科の先生が実際に体験授業を行い、在校生の先輩からの本音を聴くことができるのがオープンキャンパスです。

若し電気電子学科以外でも気になる学科があったら、是非オープンキャンパスに来てみてください。

月に数回実施しているのでリピーターの方もいます。

徹底的に疑問の解消のお手伝いをしています。

 

一度きりの大切な人生の選択です。

人生は途中でのやり直しも可能ですし、定年退職後のセカンドステージを追い求めて入学を検討される方もいます。

気になった方は、是非一度学校を見に来ていただきたいと思います。

http://www.yomiuririkou.ac.jp/opencampus/

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