【電気電子学科】1年生が夏休み中に1週間のインターンシップに参加

読売理工医療福祉専門学校 電気電子学科 に今春入学した1年生が、単位認定取得可能な、企業と連携した正課型インターンシップに参加しました。

同じ読売新聞グループで、電気電子学科を卒業した先輩の皆さんも就職している、読売不動産株式会社と提携を行い、学科の選択科目として本年度から開始しています。

学生は夏休み中の1週間、大手町の本社ビルに通い、設備管理を中心としたビルマネジメントの他、建物の維持管理といったプロパティマネジメントなど、建物管理の仕事には、電気保安業務以外にも多くの仕事があることに驚きを隠せなかった様子です。

入学式が行われた「よみうりホール」では、ホール管理の仕事として、音響や照明などの仕事も、読売新聞東京本社からホールの運営業務として受託していることを知り、会社の仕事の幅広さを知って更に驚いていました。

「印刷工場には安い社内食堂があった」などの感想には微笑みを隠せませんでしたが、ホールではデジタル式モニターのタイムラグをどのように回避しているのかなど、興味を持って学習してきた様子が伝わってきました。

数年前に卒業した先輩の皆さんからも、就職後のキャリアパスを教えて頂き、この一ヶ月間で少したくましくなった印象です。

※ 読売不動産株式会社HP https://yomi-f.jp/

【電気電子学科】2年生の実験

読売理工医療福祉専門学校の電気電子学科2年生は、冬休みが終わり、最後の期末試験まで残りわずかとなりました。

実験回路の結線作業

電気主任技術者の認定資格を取得するため、感染予防対策を強化して実験に取り組んでいます。

今の2年生の入学と同じ頃、新校舎移転に併せて高電圧実験装置を更新しました。コンピュータ制御の最新式です。

2年生の田中君の撮影画像
高電圧実験装置

【電気電子学科】企業と連携した実習授業

読売理工医療福祉専門学校 電気電子学科 は、文部科学大臣から「職業実践専門課程」に認定されており、 企業と連携した実習授業を実施しています。

実習準備中の卒業生

2年生の実習授業では、2013年3月に本校電気電子学科を卒業し、現在は太平ビルサービス株式会社で商業施設の監視室所長を務めている先輩から、自家用電気工作物の定期点検方法について指導頂いています。

継電器試験実習の様子

1年生の電気工事実習 ~ケーブル工事~

早いもので1年生が入学して2ヵ月半が過ぎました。
今月の初めに、専門学校入学後初めての試練である前期中間試験を終え、もう6月もおしまい。
あと一ヶ月頑張って勉強をすれば、楽しみな一ヶ月間の夏休みへ突入です。

これまで電工ナイフに触れたことがある1年生も、高校の普通科を卒業して入学した1年生も、日本語学校を卒業して入学した留学生も、みんな絶縁電線の絶縁被覆を電工ナイフでむく練習から工事実習は始まります。

そして、ランプレセプタクル、点滅器、パイロットランプの常時点灯、同時点滅、異時点滅などを覚えていきます。

6月の中旬までは、絶縁電線の絶縁被覆むきから、直線接続や終端接続の基本である、ツイストジョイントやネジリ接続を体験し、直径1.6mmの単線に慣れるための練習をします。
そして、より線のアンブレラジョイントで、単線とより線の違い、電線の直径での呼び方、より線の断面積での呼び方を修得します。

そのようにして身に着けた単位作業の応用編として、6月下旬からは単線結線図が与えられ、自分で複線図を書き、作品を完成させて実際に100Vの電源に接続して自主点検をして教員に評価をしてもらうという課題に入ります。

先ず始めはケーブル工事です。
単線結線図からいんぺい配線か露出配線かを読み取り、必要な器具を用意し、連用取付枠に上下間違わないように埋め込み器具を取り付け、Fケーブルの線心がスイッチボックスのゴムブッシングから外に出ないように気をつけながら、100V電源を接続するときも感電しないように真剣にみんな取り組んでいます。

入学当初は緊張した雰囲気が漂っていた1年生ですが、最近は工事実習の授業中に、助手の先生に叱られるぐらい自主的に動き始めることができています。

学校の授業では、叱られることも、失敗することも結構。
卒業後に直面するであろうアクシデントを実習時間等に疑似体験し、叱られた経験や、失敗した経験を卒業後の現場での成功に活かしてくれることができれば、全く問題はありません。

今の時期に経験すべきことをしっかりと経験し、電気技術者として一歩一歩成長してくれることを楽しみにしています。

1年生実習201306

1年生の電気工事実習 ~金属管工事最終課題~

 10月下旬から始まった金属管工事の実習も、冬休み明けには工事実習教室の既設電線管を利用し、実際の施工現場に近い環境で2グループに別れて作業が錯綜するような状況で行います。

 机上の金属管工事の技能だけではなく、声を掛け合い、呼び線そうにゅう器(スチールワイヤ)を上手に使用できなければ進まない実習課題を行っています。

 それでは、それぞれのグループの様子を見てみましょう。

<工程表も作成していた”段取りは完璧”グループ>

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事前作成資料を確認しながら施工前の打ち合わせがスタート

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グループリーダーを中心に現場の実物を確認しながら確認

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呼び線そうにゅう器のスチールワイヤを金属管に挿入

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施工図を確認しながらIV線をスチールワイヤに固定する

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声をかけあい確認しながらIV線を通す

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差込型電線コネクタを使って通線したIV線を接続

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心配そうな先生

ボックスのカバーを閉めて確認作業にとりかかる

<たたけば響く”臨機応変”グループ>

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グループリーダーの大きな声で打ち合わせ開始
(ひとりだけ左側に離れて呼び線そうにゅう器の確認?)

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呼び線そうにゅう器担当者以外は全員で配線方法の確認

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「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」
先生ではありません。仕事と勉強を両立させている学生です

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呼び線そうにゅう器担当者の出番です

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笑顔で会話を交わしながら作業が進む
手を動かさずみんなに微笑んでる学生がひとり

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そして最後はIV線を確実に接続しカバーを閉じて確認に着手

 事前の準備も、作業に対する態度も異なるふたつのグループ。
それでもほぼ同時に作業は完了。

 入学して1年も経たないのに着実に成長している学生たち。
本当に将来が楽しみな「電気工事士のたまご」たちです。

2年生の電気工事実習 ~卒業に向かって最後の追い込み~

始まる前は長いと思っていた冬休みも、気が付いてみればあっという間に終わってしまいました。

毎週の授業も時間割通りに再び始まり、1年生は進級に向かって、2年生は卒業に向かって、最後の追い込み期間に入りました。

経済産業大臣が認める第二種電気工事士養成施設になっている本校の電気電子学科の授業で、力を入れて取り組んでいるのが「電気工事実習」です。

一般的な電気系学科を持つ学校では、電気回路理論や電子回路の講義で学ぶ理論の検証を行う電気工学系の実験実習の授業があるのは当たり前ですが、本校の1年生は「基礎実験実習」が月曜日の午前中にある他、木曜日と金曜日の午前中は「電気工事実習」があります。2年生は火曜日の午前中に「応用実験実習」がある他、水曜日の午前中に「電気工事実習」があります。
1年生は授業全体の3割近くが電気工事実習の時間になります。
基礎実験実習も含めると、授業全体の4割の時間を電気実験室で過ごすことになります。
これは専門学校だからこそ経験できる、貴重な時間の使い方だと思います。

1年生は、絶縁電線の処理の仕方から始まり、ケーブル工事、金属管工事、そして合成樹脂管工事等を1年間かけてマスターします。

2年生は、立面で1年生のときに学んだ各種工事を再度実習で体験し、体に覚えこませます。
第二種電気工事士養成施設ですから、第二種電気工事士の範囲をきちんとマスターすればそれで十分なのでしょうが、電気工事の世界で第二種電気工事士資格の取得は、電気工事業界のスタート地点に就くことが許されることに過ぎません。

職に就いて経験を積み重ねる過程で、担当できる工事の範囲は、更に広く、そして深くなっていきます。
本校では従来から、卒業生の皆さんが社会に出ても困ることが無いように、電気工事実習では第二種電気工事士の作業には含まれない電気工事の実習も行っています。

卒業判定を最終的に左右する2年生の後期期末試験までの約4か月間は、引き込み工事、リモコンリレー、ネオン工事、シーケンス工事、プログラムリレーなどの実習も行っています。

電気工事士は電気工事ができればそれで良いという職業ではありません。
担当する電気工事に関連する、幅広い設備に関する知識を持っている必要があります。
その上で創意工夫して、お客様の希望を実現する。
これが電気工事の世界です。

卒業が近づいている2年生は電気工事実習で、シーケンス工事に取り組んでいます。
主回路の工事はもうお手のもの。
そして、タイムチャートを見て、操作回路をKIV線でどう組み立てるかということが、現在の2年生の課題です。

単なる電気工事士の育成ではなく、本当に社会で役に立つ電気工事技術者の育成が、本校電気電子学科が目指しているところです。

シーケンス工事01

シーケンス工事02
シーケンス工事03

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シーケンス工事05

シーケンス工事06

1年生の電気工事実習 ~はじめての金属管工事~

電気工事士は、今から52年前(昭和35年)の10月に施行された「電気工事士法」で、その独占業務と業務遂行に伴う責任や義務が定められています。

電気工事士法第3条各項では、有する電気工事士「免状」や「認定証」の種類に応じて、従事が可能な電気工事が明確に定められています。
つまり、医師や弁護士の資格が無ければその業務ができないように、電気工事もその工事内容に応じた電気工事士「免状」や「認定証」が無ければ業務に従事することが法律で禁止されています。

「第二種電気工事士免状」については、電気工事士法第4条4項で、免状取得方法として3つの方法が示されています。
それは、

①  第二種電気工事士試験に合格した者
 経済産業大臣が指定する養成施設において、経済産業省令で定める第二種電気工事士たるに必要な知識及び技能に関する課程を修了した者
③  経済産業省令で定めるところにより、②に掲げる者と同等以上の知識及び技能を有していると都道府県知事が認定した者
です。「第二種電気工事士免状」は、この①~③のどれかに該当しなければ取得することができません。

受験制限も無く、広く一般に免状取得の機会が与えらえているのが、年2回実施されている①による方法です。
この試験は全国で毎年約10万人が受験申込をしています。

この学校の電気電子学科(定員40名)の卒業生は、②の経済産業大臣が指定する養成施設を修了した者として認められます。つまり、卒業と同時に国家試験合格者と同等の能力を備えていることが認められるのです。

年間10万人の受験者が筆記試験に合格することで、その受験が許される技能試験は、電気工事士の業務遂行に必要な最低限な技能を修得しているかどうかをサンプリング的に確認している試験といえます。

実際の電気工事の現場では、技能試験に合格しただけでは対応できない様々な作業が存在します。
その点、養成施設となっている専門学校では2年間の電気工事実習で、現場の即戦力となるために必要な様々な作業についても、2年間の電気工事実習で学生たちに実際に体験して身につけることができるように、体系化されたカリキュラムに基づいて授業を行っています。

毎年この時期に行っている1年生の金属管工事の実習についてご紹介したいと思います。
各画像のコメントはフィクションですが、画像は実習の実際の様子を撮影したものです。

12_10_26_01若先生
さあ、今日は金属管工事だよ

学生 
う~ん、なんだか切りにくいな

12_10_26_02大先生
腰に手なんか当てて、真面目にやってるのか

若先生
う~ん、なんかおかしいね

12_10_26_03大先生
オレに見せてみろ

12_10_26_04大先生

学生
先生が見ていない間にサッサッサッ

12_10_26_05学生
バリ取り作業もこのとおりさ

 大先生
 おお
 すごいじゃないか
 やっぱり工具が良くなかったんだな
 君たちはすごいよ
 もっともっと頑張れよ
 君たちなら良い電工になれるぞ

1年生の電気工事実習(金属管工事)

1年生電気工事実習(1):金属管工事(19)の模様です。


まず基礎から・・・飛び散る火花も初めての経験・・・・
工具も正確に、安全に使用できないと良い工事は出来ません。


電気工事実習01

高速カッターで金属管の切断 「うー火花でるー


電気工事実習02

ねじ切り器で金属管のねじ切り 「うー気持ちよく切れます


電気工事実習03

パイプベンダによる金属管の曲げ加工 「うーなかなかいい曲がり


電気工事実習04

配線図通りに施工し、美しくできたかチェック 「完璧だ(自己満足)

2年生電気工事実習(2)

4/26電気工事実習(2) 施工する配線図を複線図施工図に直して、必要な材料積算を行う。材料・機器・工具を準備し、作業開始。施工図通りきれいにできあがったかチェック!だ!!