1年生の電気工事実習 ~金属管工事最終課題~

 10月下旬から始まった金属管工事の実習も、冬休み明けには工事実習教室の既設電線管を利用し、実際の施工現場に近い環境で2グループに別れて作業が錯綜するような状況で行います。

 机上の金属管工事の技能だけではなく、声を掛け合い、呼び線そうにゅう器(スチールワイヤ)を上手に使用できなければ進まない実習課題を行っています。

 それでは、それぞれのグループの様子を見てみましょう。

<工程表も作成していた”段取りは完璧”グループ>

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事前作成資料を確認しながら施工前の打ち合わせがスタート

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グループリーダーを中心に現場の実物を確認しながら確認

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呼び線そうにゅう器のスチールワイヤを金属管に挿入

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施工図を確認しながらIV線をスチールワイヤに固定する

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声をかけあい確認しながらIV線を通す

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差込型電線コネクタを使って通線したIV線を接続

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心配そうな先生

ボックスのカバーを閉めて確認作業にとりかかる

<たたけば響く”臨機応変”グループ>

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グループリーダーの大きな声で打ち合わせ開始
(ひとりだけ左側に離れて呼び線そうにゅう器の確認?)

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呼び線そうにゅう器担当者以外は全員で配線方法の確認

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「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」
先生ではありません。仕事と勉強を両立させている学生です

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呼び線そうにゅう器担当者の出番です

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笑顔で会話を交わしながら作業が進む
手を動かさずみんなに微笑んでる学生がひとり

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そして最後はIV線を確実に接続しカバーを閉じて確認に着手

 事前の準備も、作業に対する態度も異なるふたつのグループ。
それでもほぼ同時に作業は完了。

 入学して1年も経たないのに着実に成長している学生たち。
本当に将来が楽しみな「電気工事士のたまご」たちです。