適性画像

初めて担当した雑誌で、初めてレイアウトをした時のお話。


 


雑誌といっても、一般に出回るようなものじゃないんだけど・・・


 


慣れないソフト*で、本を見ながらどうにかこうにかレイアウト*を決めて、


写真もそれなりに見やすくして・・・


結構頑張ったつもりだったのに・・・赤いっぱい


 


見せたい写真と、捨て写真*のバランスが悪いって


 


文章を読んで、ここが大切かな~と思った写真でも、


必ずしも見せたい写真じゃなかったり、


思ったほどの大きさが取れない写真であったり。


 


その前に、見せたい写真と捨て写真の見分け方が良く分からないし


キャプション*の入れ方とかも、良く分からないし


 


暗中模索、手探り状態で紙面を作っていました。


 


本来なら、きちんと引継ぎがあるはずなのですが、


私の前の担当者は、病気でそのまま退社してしまったためとかで


細かいところの指示までは、引継ぎが無かったんです


 


クライアント*さんが、心広き人で助かりました


 


慣れないソフト→このとき初めてInDesignを使ったのです


レイアウト→写真の位置や文の入る場所といった紙面の構成


捨て写真→穴埋め的な写真 無理して入れる必要の無い写真


キャプション→どこの何などといった写真や図の説明文


クライアント→お仕事の依頼主・お客様

感動の名刺

初出勤の日、自分の机を見ると早速名刺が置いてありました


社会人になったな~と、しばらく眺めていました。


 


が、これには訳があったのです。


 


小さな制作会社だったので、新人であろうと担当を任されます。


私の場合は、研修と実務が同時進行だったのです。


レイアウトに変化の無い機関誌と、これからスタートする書籍の制作。


 


私の出勤日に合わせて、書籍の打ち合わせ日が設定されていたのです


 


あ~びっくり


 


ご挨拶と打ち合わせの内容を書き留める。


これが精一杯でした。


 


人手が少ない会社では、研修を兼ねて実務ってこともあります。


それは、研修のためだけに時間を割けないからです。


 


じゃあ、新人はどうすれば良いの


 


そのための学校です。


学校では、制作に関する基本的なことも教えます。


それよりももっと大切なのは、何か起こった時の問題解決法です。


そのための教科書であり、


そのための日々の授業であり、


そのための先生方なんです。


会社に入ったら、自分で学んでいくしかありません。


とはいっても、会社によって細かいルールは違います。


それで迷ったときは、すかさず先輩を頼りましょう。


そういう期間が研修期間です。


 


あら?今日はちょっぴり偉そうだったかな


 

浴衣と着物

仕事とは関係のあるような無いような・・・


 


着物の本の制作に携わっていた時のお話。


 


日本人なんですけど、着物なんてめったに着ません。


浴衣は花火やお祭りの時は、頑張ってきますけどね


それで、1日クライアントさんの所におコモリで着付けの練習


結構これが大変でした


浴衣と着物も、形は似ているけど目的が違うので、


やっぱり着方などが変わってくるのです。


 


書籍も目的によって、紙面の作り方などが変わってきます。


一番極端なのが、縦書きか横書きかで本の開き方が変わります。


本の開き方が変わると、視線の流れが全く変わってしまうからです。


国語の教科書と英語の教科書を試しに並べてみて下さい。


ね?明らかに違う点があるでしょ?これが大切なんです


 


花火の季節は浴衣の季節今年はまだ着ていないなぁ~

体験に来てくれてありがとう!

昨日は、遠いところから体験に来てくれてありがとうございました


 


フォトショップを使って写真の色調整や、


美肌フィルターを実際に使ってみたり・・・!


最初はドキドキだったけど、


「ためになりました。」との言葉が嬉しかったです。


 


色調整や、写真の配置などは、


みんなの性格がでてちょっぴり楽しかったです


 


さてさて、体験入学は時間が限られています。


短い時間でも、ちょっと身につくメニューを考えています


なので、遠方の人は旅行のついでにお立ち寄り下さい


 


何気にね~東京タワーが近いのよ

取材の心得

これは学生時代の話


 


学園祭で講演会をして下さった先生に取材に行ったときの話です。


講演はもちろん傍聴し、内容などを逐一メモをしていました


(基本的にメモ魔なんですけどね


 


講演が終わって、取材に参りました。


一応、質問の内容とも言えないものは先輩が用意していたのですが、


何をどう尋ねれば良いのかが見当つかず


どうにか取材も終わり、記事を書いてアップして・・・。


 


数年後、ある記事を読んで背筋が・・・


 


講演にいらっしゃった先生との思い出話のような記事だったのですが、


記事を書いた方も、やはり先生を取材されたようでその時に・・・


 


「取材するのなら、


下調べして予備知識を身につけておくのが礼儀だろ


と怒られちゃいまして・・・(以下略)・・・


 


などという記事を発見


・・・学生で良かった・・・


 


取材をする上で、相手の本音を引き出すことが重大任務


その大切な部分を引き出すためには、


やはり先方について知っておくことはとても重要ですし、


知識がないと話題を広げることはおろか、理解することもできないのです


つまり、相手についてある程度の知識で持って、


よき聞き役に徹することが重要なのです


 


取材上手は聞き上手恋愛にも通じるかもよ


 

解像度のワナ

携帯で写真を撮るのが当たり前


これが、思わぬ弊害(?)を招いているのです


 


クライアントさんから、原稿と写真を預かりました。


「しゃしんはこれに入っているから」


営業さんに渡されたのはminiSD


恐る恐る中を見てみると・・・やっぱり


携帯で撮影した店内の写真が入っていました


 


写真はみんな一緒・・・ではありません


 


携帯やパソコンで見れる写真の解像度*と、


印刷で使える解像度では全く違うのです


 


ということを、クライアントさんに説明するのに時間がかかりました。


言われたって判らないよね~。


 


携帯で印刷向けの写真を撮影するときは、


モードを変えるとオッケー・・・なこともある。


 


文明が進むと、ヘンな問題出てくるよね~


 


解像度→絵や写真の密度。拡大して粗が見える度合いのようなもの

絵合わせ物語

本日体験入学です


お題目は「絵合わせ物語」・・・ってなに


 


印刷物は、印刷機にかけて印刷するのですが、


書籍の場合は、大きな用紙に印刷します。


つまり、数ページ分を一気に印刷するのです


 


ところが、これが意外とクセモノなのです。


中綴じ*の場合、とっても気をつけないといけないことが・・・


 


その実践的研究ってことで、この先は実際に足を運んで確かめて下さいな。


皆さんのお越しをお待ちしています


 


中綴じ→見開きで印刷して真ん中でとじる製本法


 


 


 

インクの限界値

フルカラーでチラシなど制作していてうっかりやってしまうのがインク。


私はへそ曲がりなので、


黒も単色で使うことはほとんどありませんでした・・・が。


入稿してみたらエラーが出ると。


それで色のデータをチェックしていたら・・・あったんです


 


よくCMYKといいますが、


C→シアン(水色っぽいインク)


M→マゼンタ(赤紫のインク)


Y→イエロー(黄色のインク)


K→カーボン(黒のインク)


の割合で色が決まります


それぞれ0~100で指定します。


 


何を失敗してしまったかといいますと、


この4色の合計数には限りがあります。


できないことはないけれど、その数値以上はインクの無駄というもの。


機械によってはエラーの原因になります


 


気をつけていたつもりだったんだけどな~~。。。


 


その限界値はいくつかって?直接ききに来て下さい


 

トンボといえど虫にあらず

印刷物を作成する場合、必ず入るのがトンボ。


これって、断ち切り線を表す記号なのです


形がトンボ(虫)に似ているからこう呼ぶのかな??


 


基本中の基本なのですが、これがちょっぴり落とし穴なのです。


 


クライアントさんに校正に出すとき、


当然、トンボも入った状態で持って行きます。


前面カラーのものであれば問題は無いのですが、


トンボが入る分、余白部分が広く見えます


 


これが魔物で、余白も込みで出来上がりと感じてしまうので、


出来上がってびっくり!なんてことがたまにあるのです


なので、出来上がり線を入れた状態で持って行ったり、


カットした状態のものと両方持って行ったりするのです。


 


いやはや・・・想像よりは具体的にね

知り合いネットワーク

緊急事態なるものは、どこでも誰にでも発生します。


 


このときの緊急事態は、ペラ*1枚のチラシ3000枚(だったかな?)


モノクロ*原稿なので、問題なさそうなんだけど・・・オオアリ


週末までに、関東外某所に送ってくれって・・・木曜日の午後に


 


この時は、上司と二人でブチキレ


何が問題かというと、印刷にかかる時間+発送にかかる時間。


それを考えたらそんなゴムタイな~って話なのですが、


社長じきじきなのでね・・・まったく・・・


版下が既にあったとはいえ、かなりギリギリ。


 


印刷屋さんに頼むにしても、かなり難しい注文。


そこでふと思い出したのが、知り合いでご実家が印刷屋さんという人


聞いてみたら、その印刷屋さんが偶然にも会社から比較的近場


お蔭様で、無事に納品することが出来ました


 


持つべきものはなんとやらだね


 


ペラ→紙一枚の印刷物(片面印刷のものをこういう場合が多い)


モノクロ→白黒だけの印刷物