青色発光ダイオードとは

ダイオードとは

 皆さんは、光の3原色は赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)であることはご存じだと思います。今、注目の光源である発光ダイオードの赤色は1980年の中頃には実用化されました。その後、黄緑色が実用化されましたが、緑色と青色が実用化できず、発光ダイオードによるRGBディスプレイの実用化は困難でした。

 しかし、遂に1993年に日亜化学工業の中村修二氏が青色発光ダイオードの実用化に成功し、青色と同じ半導体材料を使う緑色発光ダイオードが完成に至り、発光ダイオードによる光の3原色が完成しました。

 発光ダイオードは低消費電力、長寿命であるため、多くの電子機器に利用されています。開発当初は、輝度が低かったので、電子機器の動作表示灯などに限られていましたが、高庫度タイプのものが実用化されてからは、各種の屋外用ディスプレイ使用されるようになり、青色、緑色発光ダイオードが登場してからは、競技場の大型スクリーンなどがフルカラーで表示できるようになりました。また、一般の照明用として、発光ダイオードを使ったEL(エレクトロルミネセンス)ランプが近い将来、実用化されるでしょう。

 ちなみに新校名に替えられた本校の看板も発光ダイオード(RED)によって電飾がなされています。

読売理工医療福祉専門学校 電気電子学科