青色発光ダイオードとは

ダイオードとは

 皆さんは、光の3原色は赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)であることはご存じだと思います。今、注目の光源である発光ダイオードの赤色は1980年の中頃には実用化されました。その後、黄緑色が実用化されましたが、緑色と青色が実用化できず、発光ダイオードによるRGBディスプレイの実用化は困難でした。

 しかし、遂に1993年に日亜化学工業の中村修二氏が青色発光ダイオードの実用化に成功し、青色と同じ半導体材料を使う緑色発光ダイオードが完成に至り、発光ダイオードによる光の3原色が完成しました。

 発光ダイオードは低消費電力、長寿命であるため、多くの電子機器に利用されています。開発当初は、輝度が低かったので、電子機器の動作表示灯などに限られていましたが、高庫度タイプのものが実用化されてからは、各種の屋外用ディスプレイ使用されるようになり、青色、緑色発光ダイオードが登場してからは、競技場の大型スクリーンなどがフルカラーで表示できるようになりました。また、一般の照明用として、発光ダイオードを使ったEL(エレクトロルミネセンス)ランプが近い将来、実用化されるでしょう。

 ちなみに新校名に替えられた本校の看板も発光ダイオード(RED)によって電飾がなされています。

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PSEマークとは

PSEマークとは

 PSEマークとは、「電気用品安全法」(H13年4月より)の法律に従い電化製品に必ず表示することが義務付けになった安全であることを示すマークです。


 よっておわかりでしょうが、電化製品を購入する際は安全マークのあるものを購入すればいいのです。


 そう言えば、今年の3月におきたPSE問題を覚えていますか?


 牛肉問題(BSE)ではありませんよ。安全マークのない電化製品、楽器そしてゲーム機などの売買禁止です。そのため十分使える楽器などの売買ができなくなる問題です。現在は、規制対象外を設け販売できる様になってきていますがまだまだ問題有りそうです。


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インバータとは

インバーターとは

 みなさんは「インパータ」ということばを耳にしたことがありますか。


  最近は色々なところに、この「インバータ」がつかわれています。ごく身近なところでは、家庭用のエアコン、冷蔵庫、洗濯機などモーターを動力源にするものや、蛍光灯などの照明器具などにも使われています。


 では、「インバータ」っていったい何者でしょう。


  「インバータ」とは、逆変換という意味で、電気の世界では、直流を交流に変換する装置で、これと逆に交流を直流にする装置を順変換装置または「コンバータ」といいます。 みなさんが家で使っている電源は、プラスとマイナスの極性が周期的に変化する交流です。


 ですから、エアコン、冷蔵庫、洗濯機などでつかわれている動力源であるモーターは、交流モーターです。交流モーターは構造が簡単で故障しにくく、メンテナンスが容易であるので非常に良く使われます。


  しかし、欠点もあるのです。交流モーターは電源の周波数に比例して回転数が変化するのですが、家庭用の電源は周波数が一定であるため回転数があまり変化させることができないのです。


 「インバータ」がないころは、負荷の変化に対応するには、電源のオン、オフ制御か機械的に回転数を変化するしかありませんでした。これでは、効率が悪く、電力損失が大きく、今でいう省エネとは程遠いものでした。


 「インバータ」は電源の交流を一旦、直流に変化し、それを可変周波数、可変電圧に変換する装置です。これはすべて、サイリスタやIGBTなどの電力変換半導体デバイスで構成されており、優れた安定性、制御性、省エネ性を兼ね備えています。


 また、皆さんがよく利用する電車や新幹線も、最近はインバータが積まれており、交流モーターを制御しています。さらにインバータは多方面で活躍しており、その技術革新は日進月歩で、今後ますます必要性が増してくるでしょう。


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