学園祭の打ち上げ!!2018

20181130学園祭打上毎年恒例の学園祭の打ち上げを、先週の金曜日、11月30日に行いました。

6年前には、たこ焼き屋担当の「タコ先生」が打ち上げ担当でしたが、今は、フライドポテト担当の先生が打ち上げを担当しています。

午前中の授業を終えた後、学園祭のときには、学科の展示会場となった3階電気実験室に1年生と2年生の学生が集まり、当日の授業を担当されている、電力会社や照明器具メーカー出身の非常勤講師の先生もご一緒においしいお弁当をいただきました。

大手電気機器メーカーでの勤務経験もある、社会での実務経験も豊富な、フライドポテト担当の先生のおかげで、6年前のような想定外の事件は発生せず、無事に打ち上げを終了しました。

6年前の「タコ先生」は、その後、教員としての経験を積み重ね、今では情熱的で、あるときは厳しく、そしていつも学生のことを真剣に考えている、素敵な先生になっています。

是非オープンキャンパスなどで、そんな先生たちの模擬授業を体験してください。

6年前の事件の数々は、次のリンク先でお楽しみください。

学園祭の打ち上げ!!(2012年11月22日)
http://blog.livedoor.jp/yomiuri_denki/archives/52090024.html

電気通信工事【初学者の電気通信その1】

デジタル回路電気工事に似ているものに電気通信工事があります。

国土交通省の「建設工事の例示(建設業許可事務ガイドライン)」によれば、電気工事と電気通信工事の例としては次のとおりです。

電気工事
発電設備工事、送配電線工事、引込線工事、変電設備工事、構内電気設備(非常用電気設備を含む。)工事、照明設備工事、電車線工事、信号設備工事、ネオン装置工事

電気通信工事
有線電気通信設備工事、無線電気通信設備工事、データ通信設備工事、情報処理設備工事、情報収集設備工事、情報表示設備工事、放送機械設備工事、TV電波障害防除設備工事

ビルやマンション、住居内の電気工事は、構内電気設備と呼ばれています。
電話やインターネット、テレビ関係は電気通信工事に含まれます。

電気工事と電気通信工事は法的にも分離されており、電気通信関係の資格がなければできない電気通信の仕事があります。

平成31年度からは電気通信工事施工管理技術検定も開始され、電気通信工事施工管理技士が誕生します。

第39回学園祭 テーマは”サイバーパンク”

slide-fes2018
今週末、2018年10月27日(土)と28日(日)に、第39回学園祭 ”YOMIULINK FESTIVAL”が行われます。

電気電子学科ではいつも電気工事実習などを行っている3階301教室で、電気工事の展示・体験を行います。
そのついでに毎年恒例のちょっとしたゲームコーナーも用意します。
シーケンス工事05

301教室には1年生と2年生の学生がいるので、展示の内容や、ゲームコーナーの楽しみ方が分からなければ、気軽に声をかけてください。
5階の503教室では、他の学科の模擬店と一緒に、電気電子学科の学生がポテトを販売しています。

学園祭の企画、運営は他の学科の学生と協力して、全校の学生で行っていますが、電気電子学科の1年生が副実行委員長として企画段階から頑張っています。
そして、実行委員以外の電気電子学科の学生も、副実行委員長からのお願いで、準備作業に緊急で参加をして、一緒に頑張っています。
今回の学園祭のテーマ ”サイバーパンク” も副実行委員長の提案が採用されました。
この学園祭で多くの楽しい思い出を作って欲しいと思っています。

これからの進路を考えている中学生や高校生の皆さんには、ぜひ見に来て欲しいと願っています。
自分でもこんなことができるんだということに気づいて、これからの進路検討の参考にしてもらえると嬉しいです。

10月27日(土),28日(日)学園祭「YOMIULINK FESTIVAL」開催! | 読売理工医療福祉専門学校

https://www.yomiuririkou.ac.jp/news/2018/20181011.html

電験認定校定期立入調査が終了しました

電気電子学科は電気事業法の規定に基づく主任技術者(電験)の資格等に関する省令第1条第1項に規定する教育施設として認定されています。

認定校は定期的に立入調査を実施することが経済産業省で定められています。
本年度は定期立入調査年にあたり、調査官(経済産業技官)に来校頂き、授業内容や実験設備、実習設備を確認頂きました。

本校は2020年4月に、現在の港区芝から文京区小石川に移転を予定しています。
次回は移転後、2020年度に移転に伴う立入調査が実施されます。

2020年4月文京区小石川に新キャンパス開校
https://www.yomiuririkou.ac.jp/iten/

桂伸しん さん

桂伸しん さんがいらっしゃいました。

桂伸しんさんは、本校卒業後、大学へ進学。
その後、人工衛星を開発する企業で勤務されていました。

今は、三代目桂伸治一門の前座さんで、落語芸術協会に加盟されています。
在学当時からユニークな存在でしたが、これまでの様々な人生経験が、これからの人生に生かされることでしょう。

高校生の皆さんには、専門学校卒業後のことを想像するのは難しいかもしれません。
けれども、10代の最後に仲間と過ごした記憶と経験は、一生の宝になります。

卒業後に続く人生で、常に前向きになることができる思いでを作ってくれることを願っています。

2年間の学生生活の先にあるもの
http://blog.livedoor.jp/yomiuri_denki/archives/52298936.html

2年間の学生生活の先にあるもの

小学校、中学校、高校と勉強をしてきて、大学ではなく専門学校を進路選択するメリットは何なのでしょうか?

専門学校は「職業若しくは実際生活に必要な能力を育成し、又は教養の向上を図る」ことを目的としています。
専門学校を進路選択するメリットは、職業に必要なスキルを身に着けて就職するための近道ということです。

電気電子学科では、第二種電気工事士として必要な専門科目を2年間で学びます。
その他にも、更に上級の第三種電気主任技術者(電験三種)・第二種電気主任技術者(電験二種)資格を実務経験で認定してもらえるための科目も勉強します。

もしも、専門学校で電気の勉強の楽しさに気づき、大学で勉強をしたくなったらどうすれば良いのか。
そのときには、この学校を卒業してから、大学に編入学をする道もあります。
専門学校での学習内容を、大学の単位として認定してもらい、大学の2年生または3年生になることが可能です。

ある国費留学生は、この学校を卒業後、国立大学に編入学をして、国立大学の大学院を修了して日本企業に就職しました。
ある日本人学生も、この国費留学生と同じ年に大学編入をして、大学卒業後は「重電8社」と呼ばれる上場企業に就職しています。

専門学校で学ぶ2年間の先には、就職だけではなく進学という道もあるのです。

修学旅行隊が研修にやってきた

夏休みが終わって最初の1年生の電気工事実習の授業に、
中学3年生の修学旅行隊の皆さんが研修で来てくれました。

中学校の理科でも電流について学びますが、
電気電子学科では、中学校で学ぶ電流について更に詳しく学習し、
発電所から送電設備、配電設備を流れてくる電流を、
建物の中で安全に使うための工事や管理の勉強をします。

卒業時に電気工事士や電験認定資格が取れるので、
ビル内にある配電制御システムの工事や、
配電制御システムの管理関係の仕事をしている卒業生が多いですが、
配電盤、分電盤、制御盤を作る仕事をしている卒業生もいます。

これが電気の世界ですが、
携帯電話やスマホを動かしているのも電気です。
電子回路や電気通信関係の科目もあるので、
この学校を卒業してから大学に編入学をして、
大学院の修士課程を修了して、
半導体メーカーで活躍している卒業生もいます。

そういう将来のために大切なのが、
小学校や中学校で勉強する基礎学力です。

いろいろなことに興味を持って勉強し、
自分自身にあった進路選択をしてくれることを願っています。

「それなり」

ある授業で学生の皆さんに、どんな人生にしたいかをたずねました。

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それなりの仕事ができるエンジニアになりたい

それなりの暮らしがしたい

それなりに稼げるようになりたい

それなりに・・・
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それなり?
不満が決してないわけではないが、自分としては満足できるレベル

周囲の大人は頑張れ、頑張れと競争心をあおるけれど、
自分自身が満足できる目標を設定することは意外と難しい。

「それなり」ってみんなが言うけど、
ひとりひとりの「それなり」は決して同じではない。

①第二種電気工事士の資格取得
②第二種電気主任技術者(電験二種)認定資格
③工事担任者基礎科目免除
2年間で必要な単位を取得して卒業すると、
これだけのメリットがあります。

けれども、
この前、第三種電気主任技術者(電験三種)試験に挑戦した学生がいます。

これまでに、第一種電気工事士試験に合格した学生がいます。
在学中に2級電気工事施工管理技士の学科試験に合格して、
電気工事業界に就職した学生がいます。

みんなの「それなり」を応援しています。

2級セコカン資格講座が終わる

新年度が始まった4月から、来年3月卒業予定の2年生を対象に、2級電気工事施工管理技術検定学科試験対策の資格講座を実施してきました。

前期は月曜日、後期は火曜日の4時限、14時40分からの授業です。

講義では施工計画から始めて、工程管理、品質管理、安全管理といった施工管理法、そして建設業法や労働安全衛生法等、電気工事の現場監督に必要なルールをひととおり学びます。

その後は、昨年度の受験生の過去問受験データの分析結果に基づいて、機械設備、土木関係、建築関係、設計・契約といった関連分野と、学習前の電気工学、電気設備の部分の理解しにくい部分を重点的に学びます。

これらの講義では、テーマ毎に受験対策問題に取り組み、記憶の定着を目指しています。
夏休み前7月中旬に講義を終えて、過去問に挑戦を始めます。

過去問を解くのと同時に、本番でのそれぞれの受験スタイルを作ってもらいます。
そして、自己採点をするための癖もつけてもらいます。

過去問の解答用紙は教員が回収し、受講している学生には自己採点を帰宅後に行ってもらいます。
そうすることで、自分が正解することができなかった問題を自覚し、正しい考え方を学んでもらっています。

昨年度は、全国平均レベルの合格率でした。
そして、資格講座の最終日の今日、昨年度の過去問に取り組んでもらいました。

結果は、ほぼ全員合格レベル。
33問(82.5%)正解が1名、32問(80.0%)正解が1名、あとは・・・

あとは、11月10日(日)の本番の結果を楽しみに待つことにしたいと思います。
来週の火曜日は11月2日(土)、3日(日)の学園祭の代休。
残り2週間、落ち着いて勉強をして、本番で6ヶ月間の学習成果を発揮して欲しいと願っています。

1年生の電気工事実習 ~ケーブル工事~

早いもので1年生が入学して2ヵ月半が過ぎました。
今月の初めに、専門学校入学後初めての試練である前期中間試験を終え、もう6月もおしまい。
あと一ヶ月頑張って勉強をすれば、楽しみな一ヶ月間の夏休みへ突入です。

これまで電工ナイフに触れたことがある1年生も、高校の普通科を卒業して入学した1年生も、日本語学校を卒業して入学した留学生も、みんな絶縁電線の絶縁被覆を電工ナイフでむく練習から工事実習は始まります。

そして、ランプレセプタクル、点滅器、パイロットランプの常時点灯、同時点滅、異時点滅などを覚えていきます。

6月の中旬までは、絶縁電線の絶縁被覆むきから、直線接続や終端接続の基本である、ツイストジョイントやネジリ接続を体験し、直径1.6mmの単線に慣れるための練習をします。
そして、より線のアンブレラジョイントで、単線とより線の違い、電線の直径での呼び方、より線の断面積での呼び方を修得します。

そのようにして身に着けた単位作業の応用編として、6月下旬からは単線結線図が与えられ、自分で複線図を書き、作品を完成させて実際に100Vの電源に接続して自主点検をして教員に評価をしてもらうという課題に入ります。

先ず始めはケーブル工事です。
単線結線図からいんぺい配線か露出配線かを読み取り、必要な器具を用意し、連用取付枠に上下間違わないように埋め込み器具を取り付け、Fケーブルの線心がスイッチボックスのゴムブッシングから外に出ないように気をつけながら、100V電源を接続するときも感電しないように真剣にみんな取り組んでいます。

入学当初は緊張した雰囲気が漂っていた1年生ですが、最近は工事実習の授業中に、助手の先生に叱られるぐらい自主的に動き始めることができています。

学校の授業では、叱られることも、失敗することも結構。
卒業後に直面するであろうアクシデントを実習時間等に疑似体験し、叱られた経験や、失敗した経験を卒業後の現場での成功に活かしてくれることができれば、全く問題はありません。

今の時期に経験すべきことをしっかりと経験し、電気技術者として一歩一歩成長してくれることを楽しみにしています。

1年生実習201306