第3段階 介護福祉実習
国家資格である介護福祉士のカリキュラムは、介護福祉士養成施設在学中に 【450時間の現場時実習】 が義務付けられています。
読売の介護福祉学科も現在、2年生が毎日、介護・福祉の現場で実習を行なっています。昨年の見学実習、第1段階実習、第2段階実習に続き、第3段階実習6月26日(火)~7月27日(金)のうち23日間(184時間)の実習です。
これまでの実習と比較し、第3段階実習の配属は施設種別が増えました。以下、5種類7ヶ所の施設に学生が1~3名づつ配属されています。私たち介護教員も、1年生の授業を行ないながら、同時に、2年生の実習している施設に週2回、巡回指導で訪問しています。
1.特別養護老人ホーム(老人福祉法・介護保険法)
2.介護老人保健施設(介護保険法)
3.身体障害者療護施設(身体障害者福祉法)
4.重症心身障害児施設(児童福祉法・医療法)
5.救護施設(生活保護法)
高齢者福祉分野の実習では、認知症や障害のある高齢者一人ひとりをより深く理解し、自立支援にむけた個別介護計画を作成し、実践・評価します。
障害者福祉分野の実習では、重度の身体障害や知的障害、精神障害を持つ利用者の、社会生活における自立支援のあり方、そして人権を尊重し基本的信頼関係を構築することを実践から学ぶことでしょう。
さまざまな状況にある利用者について、これまで生きてきた人生や生活の背景、心理的側面、身体的側面、環境的側面など、多角的に情報を分析・アセスメントをし理解を深めていきます。そして、一人ひとりの生活を支える専門職の役割とは何かを学ぶのです。
第3段階実習の次は在宅介護の現場で、訪問介護実習が待っています。
国家資格である介護福祉士の勉強は、学校と現場実習とが密接に連動しながら、専門職としての力量を身につけていきます。
実りある有意義な実習となりますように
この実習を終えたら、夏休みです