介護の技術 ベッド上での水平移動

1年生は、先週1週間、高齢者通所介護実習でした。


学生の中には日頃高齢者と接する機会の少ない人もいます。


介護の技術を実践する前に、まずは、


対人援助の基本「利用者とのコミュニケーション」をはかり、


高齢者の心情・気持ちに近づき、寄り添うことを実習の目的としています。


水平移動①水平移動②


 


 


 


 


水平移動③振り子の原理①


 


 


 


 


振り子の原理②


一方、学内では技術の指導を始めたばかり。


介護は、一般的に、素人でも見よう見真似で出来ると勘違いされがちですが、


介護福祉士国家資格者に求められるのは、もっと高度な知識と技術です。


まずは人間の、こころとからだの仕組みについて、理論と技術の双方を理解し、学生同士で何度も練習を積み重ねる必要があります。


まだまだ現場の利用者様に実践出来るレベルではありません。


心身状況の不安定な利用者様を実験台にする危険行為はさせません。


学生各自が充分習得していることを確認してから現場実践に臨ませたいと考えています。


 


2年生は、7月から1ケ月間、卒業前の最後の現場実習控えています。


昨日は「実習前審査」で学生の介護技術の習得度が審査されました。


入学以来学んできた技術が不十分ならば、実習に出すことも検討しなければなりません。


日頃から技術の練習を積み重ね、知識・技術を備えた専門職として


介護現場に出る意思をしっかり持つことが求められます。

21年度 介護実習 スタート

 1年生 介護実習  


読売理工医療福祉専門学校 介護福祉学科の


21年度 介護福祉実習がスタートしました。


まず第一弾は、高齢者通所介護実習(5日間)


特別養護老人ホームに併設されているデイサービス


介護老人保健施設に併設されているデイケア


高齢者在宅サービスセンターの通所サービス


小規模多機能型居宅介護の通所


民間会社のデイサービス などなど。。。


地域で暮らす高齢者が、社会参加や自己実現の場として、


また、介護している家族の介護負担軽減を目的として利用する


通所介護の役割や機能について学びます。


初めて高齢者と接する実習生は、緊張しながらもコミュニケーションを図り


人と人とのつながりや、高齢者の気持ちの理解など学んで欲しいと思います。


 


介護福祉士の養成カリキュラムは、今年度から改正されました。


新入生から適用となり、各学校の教育方針が


実習形態にも、明確に現れるものとなりました。


私たち読売理工医療福祉専門学校は、


厚生労働省の示す「求められる介護福祉士像」や


「養成の到達目標」に一歩でも近づくため、


1年次の実習で、多様な介護現場で実習し、


介護福祉士が必要とされる介護サービスの実態把握、


地域における介護ニーズの理解を深めてもらうよう組み立てています。


 


 


 

ベッドメーキングの技術 その2

介護の現場では、シーツが汚れていたら


ベッドに人が寝たままでもシーツ交換をします。


ベッドに寝ている人にも負担をかけず、


手早く、綺麗かつ確実に崩れない、皺がよりにくいベッドを作る技術です。。


ブログ用20090602①ブログ用20090602②


 


 


 


 


ブログ用20090602③ブログ用20090602④


 


 


 


 


学生37名に対し、介護教員3人が、手取り足取り指導しています。

ベッドメーキングの技術習得

 生活援助の技術  ~ ベッドメーキング ~


高齢者や障害者にとって、ベッド環境はとても大切です。


身体をあずけ、休息や安楽な状態、寝心地の良い安眠と安全を保てるように、


常に清潔で、綺麗に整えられていることを配慮します。


 


ベッドメーキングの技術習得の様子。近くで教員が監督指導しています。


ブログ用①ブログ用②


 


 


 


 


 


ブログ用③ブログ用④


 


 


 


 


ベッドマットレスに対し、シーツの中心点・中心線をあわせ、


ベッドシーツのコーナーは、三角形に形作ります。


崩れにくく、皺がよりにくくするために、介護福祉士が習得すべき大切な技術です。


読売の介護福祉学科の学生は2年間、生活援助技術の授業開始前に毎回ベッドメーキングを行い、継続して技術を確かなものにしています。

介護が必要な高齢者の気持ちに寄り添う 

読売の介護福祉学科に入学し、2ケ月がたちました。


介護福祉士の国家資格を目指す1年生の授業では


いよいよ介護の実践を学ぶ「生活援助技術」の演習が始まりました。


最初は高齢者を擬似体験できる授業を行いました。


 


円い背中になる「おもり入りベスト」や膝と首を固定するベルト、手首足首には「おもり」を巻きます。膝関節や肘関節には、関節が曲がりづらくなる「サポーター」、視覚障害(白内障・視野狭窄)を体験する「ゴーグル」、難聴を体験する「イヤーカフ」を装着します。


そして、高齢者が使用している「T字杖」をつき、介助者役の学生に付き添われ、JR山手線・京浜東北線田町駅や、都営三田線・浅草線三田駅の周辺、慶應通り商店街等の街を歩きました。


ブログ擬似体験①ブログ擬似体験②


 


 


 


 


 


 


ブログ擬似体験③ブログ擬似体験④


 


 


 


 


ブログ擬似体験5ブログ擬似体験⑥


 


 


 


 


介護福祉士を目指す読売の学生に、まず理解を深めて欲しいこと。


それは、介護を必要としている人の、暮らしぶり(生活)や、その想い。


そして、その人の立場になって、一緒に考えていく姿勢です。


 


6月下旬には、最初の介護実習「高齢者通所介護実習(5日間)」が予定されています。


受講生の皆さんは、講義・演習を通して、徐々に心構えや緊張感が高まって来ています。