1年生は、先週1週間、高齢者通所介護実習でした。
学生の中には日頃高齢者と接する機会の少ない人もいます。
介護の技術を実践する前に、まずは、
対人援助の基本「利用者とのコミュニケーション」をはかり、
高齢者の心情・気持ちに近づき、寄り添うことを実習の目的としています。
一方、学内では技術の指導を始めたばかり。
介護は、一般的に、素人でも見よう見真似で出来ると勘違いされがちですが、
介護福祉士国家資格者に求められるのは、もっと高度な知識と技術です。
まずは人間の、こころとからだの仕組みについて、理論と技術の双方を理解し、学生同士で何度も練習を積み重ねる必要があります。
まだまだ現場の利用者様に実践出来るレベルではありません。
心身状況の不安定な利用者様を実験台にする危険行為はさせません。
学生各自が充分習得していることを確認してから現場実践に臨ませたいと考えています。
2年生は、7月から1ケ月間、卒業前の最後の現場実習控えています。
昨日は「実習前審査」で学生の介護技術の習得度が審査されました。
入学以来学んできた技術が不十分ならば、実習に出すことも検討しなければなりません。
日頃から技術の練習を積み重ね、知識・技術を備えた専門職として
介護現場に出る意思をしっかり持つことが求められます。