【介護福祉学科】読売光と愛の事業団

2年生になると就職活動が始まります。
そこで、社会福祉法人読売光と愛の事業団から「特別養護老人ホーム よみうりランド花ハウス」の橋本施設長、「介護老人保健施設 よみうりランドケアセンター」の杉尾様、そして事業団の山浦様にお越し頂き、2年生対象とした学生向け職場説明会を実施しました。
まずは、橋本施設長から「よみうりランド花ハウス」の概要説明と施設で行われている「介護ロボットの実証」について説明頂きました。
花ハウスでは企業と連携し、介護業務のタイムスタディ調査を行いました。その結果、早番と遅番の業務タスクの内訳がわかり、職員が利用者を見守る際に不在時間が全体の49%にのぼることがわかりました。
見守りが手薄になると、利用者も不安になる、個別ケアも十分にできないという考えのもと、個別レクリエーショングループを自動で行う見守り介護ロボットの開発に協力しています。
実際に動画でロボットの動きを見せてもらいましたが、コミュニケーションも実際にの子どもが話しをしているかのようで、学生からは「すごい!」「かわいい~」との声が聴かれました。
介護ロボットと人間が共同して介護を行う時代が近づいていることを実感しました。
続いては社会福祉法人光と愛の事業団の説明がされました。読売新聞を母体とする社会福祉法人です。障害者支援や高齢者支援、災害支援への取り組みを教えて頂きました。
花ハウス、ケアセンターは川崎市にあり、建設当時は川崎市で初めてのユニット型の施設だったそうです。また、就職についても様々なフォローアップがされ安心して働くことのできる職場だということがわかりました。
最後の質疑応答でもたくさんの質問がありましたが、一つずつ丁寧にお答え頂きました。
説明会後、学生からは「ロボットがすごかった」「就職について考えなければ」という意見が聞かれました。

【介護福祉学科】人生の川 ~色々あるのが人生~


入学式の翌日はオリエンテーションや健康診断など、ドキドキかつあわただしく過ぎましたが、入学後10日が過ぎ、新1年生も学校にもすっかりなじみ、笑いの絶えないクラスができました(^^)
今回は、「人間と尊厳の倫理」という授業の初日を紹介します。
この科目は、本校の実習施設 NPO法人 ホッとスペース中原 の代表佐々木炎先生に担当して頂いています。佐々木先生は牧師という立場のかたわら様々な大学、福祉分野で幅広く活躍されている方です。そのような佐々木先生から「自立」とは何かという基本的な考え方と倫理を学びます。

そして、今回の授業ではまず「人生の川」を書きました。過去を振り返り、今までの人生の良い時と困難だった時期を「川」で表しました。
こちらはある学生の「川」です。う~ん、このカーブ何があったのか気になりますが、とりあえず今が幸せというラインを描いているので良かったです。

今までの人生を振り返り、みんな真剣に考えています。
その後は席の隣同士で、お互いの「川」について5分ずつ説明しました。笑いもあり、活気ある授業です。
自己紹介では現在のその人のことを知ることができましたが、今回の授業では過去を知ることができ、より深く友人のことを理解できました。過去や背景を知ることで第一印象とは異なった印象となり、過去・背景を知ることの大切さを知る第1歩の授業となりました。
そして、後半は本校の先輩、俳優でもある多彩な才能と資格をもつ、NPO法人ホッとスペース中原の福正さんから心に響くお話をして頂きました。その様子はインスタグラムに掲載します(^^)