【介護福祉学科】~24時間TVボランティア活動~

このTシャツ見覚えありますか?
2017年第40回~2019年第42回の24時間テレビのチャリTシャツです。 もうすぐ24時間テレビが始まりますね。

昨年は新型コロナウィルス感染予防の観点から実施できませんでしたが、本校ではコロナ前は夏の恒例行事として希望者を募り24時間テレビの募金ボランティアの活動に参加していました。
介護福祉学科からも毎年多数の学生や卒業生がボランティアとして参加してくました。今回はその様子をご覧ください。

2017年 第1号募金者は校長先生でした。この日のために準備をしてくれていました。優しいですね~。
そして、この年のチャリTシャツデザインは東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムデザイナーの野老朝雄さんでした。

2018年 募金活動は例年港区の田町駅周辺で行っていたのですが、この年は江東区読売自動車大学校と合同で亀戸駅でも募金活動を行いました。夕方から開始しましたが、多くの方にご協力頂けました。
翌日は田町駅周辺で募金活動をしました。日中に行いましたが日陰だったので、ビルの間を吹き抜ける風が涼しかったです。学生の表情も清々しいです。
2019年  この日も良い天気でした。水分補給もしっかりして、熱中症に気を付けながらみんなで頑張りました。この年は大野智さんデザインのチャリTシャツでした
毎年、募金活動終了後はラウンジでボランティア学生と教職員のみんなでアイスクリームを食べるのが恒例です。 この時のアイスクリームの味は格別ですよ。
仲間と協力して誰かや社会のために活動できる幸せは何物にも代えがたい経験です。

今年も残念ながら募金ボランティアの活動は行えませんが、 オープンキャンパスではこのTシャツをきた学生スッタフが元気に皆さんをお出迎えします。
早く新型コロナウィルスが収束することを祈りつつ、今回のキャラクターの「おもウルフ」のように自分達が社会に何ができるのかを考えていきたいと思います。


【介護福祉学科】学内実習が無事終わりました   ~充実した実習でした~

先週の火曜日に無事学内実習が終了しました。最後の週だったので、今まで学習したことのまとめや総括の週となりました。

この写真は以前、学生が外出の援助で上野公園をフィールドワークをした写真です。     リラックスして楽しそうですね。
しかし、見てください!この頼もしい姿!
先ほどのフィールドワークの内容をまとめ、しっかりとプレゼンしています。
この切り替えがカッコイイ~ですね。

こちらは読売新聞の記者で本校の非常勤講師の天野様です。学内実習では3回にわたり、新聞記者からみた介護や人口減少などについてご講義頂きました。現代社会で必要な教養を多角的視点から教えて頂きとても勉強になりました。読売理工だからできる特別講義ですね。
そして、こちらはこの実習のメインでもある介護過程の発表です。同じ利用者様に対して介護計画を立案しても、学生によりアセスメントは異なり、自分とは異なる意見を聞くことで多くの学びを得ることができました。
最後にこれ、なんだと思いますか?
学生が高齢者向けに考えた、有名芸能人の写真入り神経衰弱です。お年寄りにわかりやすように紙の大きさ、カードに数字を記載するなどの工夫をしました。

ちなみに、この写真はジョーカー写真の有名人・芸能人をまねたそっくり(?)さんです。
本物ではないですよ。
上記の写真以外にも有名人有名人・芸能人のそっくり(?)さん達です。みんな学生です。
似ているか、似ていないかは置いて、企画した学生・協力してくれた学生、そしてレクリエーションに参加した学生の皆さんとても楽しんでいました。

今回の実習では新型コロナウィルス感染予防の為、学内実習となりましたが、だからこそあえて【学生の主体性】をテーマにカリキュラムを組みました。学内実習における学びの質をどこまで確保できるか。また、学内実習だからこそ学べるものは何かを考えました。
そして、フィールドワークやレクリエーション、各発表の運営は全て学生が行い、そこに至るまで学生間で何度も話し合いを重ねていました。

いつも実習後に感じることですが、実習を終えた学生の表情は誇らしく、一回り成長した姿を見せてくれます。今回も学内実習とはいえ、うまくいかないこと、悩んだことも多々ありましたが、仲間と協力することや自己を振り返ることで壁をのり超えることができ、当初の予定よりも上回る学習成果をだすことができました。本当に学生の可能性はすごいです!!

最後に、いつも実習にご協力して頂いている施設の皆さま、また今回特別講義にご協力いただきました特別講師の皆さま方に心より感謝申し上げます。

そして、学生の皆さんお疲れ様でした!

【介護福祉学科】心のバリアフリーすすめ隊

学内実習は残すところあと2日。先週は大田区手をつなぐ育成会の心のバリアフリーすすめ隊の皆さまにお越し頂き、知的障害の方たちの感じ方の見え方や聞こえ方などの特性についてワークを通して学習しました。
この絵を言葉で説明するとはできますか?
代表の学生が説明にチャレンジしてみました。聞いている学生達は上の図は知りません。代表学生の言葉を頼りに図を描き進めていきます。
見えない物を描くことはむずかしい~。ほとんどの学生はこのような図になってしまいました。
次にこの4つの言葉を絵にしてみます。みんな「りんご」「とけい」は同じような絵が描けるのですが、
「ちょっと」「ちゃんと」になると表現は人それぞれ。なかには手が止まってしまう学生もいました。

私たちもそうですが、知的障害の方の中には絵に描けない言葉の理解はむずかしいんですね。
りんご」「とけい」のように形を想像できるものは分かりやすく、
「ちょっと」「ちゃんと」 のように色々なことを想像できる抽象的な表現はわかりにくいのです。

ですから、「きれいに片付けて」ではなく、「本を本棚にしまいましょう」など 具体的にわかりやすい言葉で伝えることが大切です。

また、言葉は否定的なことばより肯定的なことばを使うことで自分の未来の行動がみえます。
例えば「走らないでください」→「止まりましょう」、「立たないでください」→「座ってください」など。
学生はこのワークを通して、テキストに書いてあった知識を体験することができました。

他にも、音の感じ方、興味のあるもに対する行動特性など多くの体験をすることができました。
心のバリアフリーが浸透することを願いつつ、福祉を学ぶものが何ができるかみんなで考えていこうと思います。

<学生の感想>
・(知的障害者の方たちは)決して周りを困らせようとしている訳ではない。今回の講義を聴いて改めてそう感じ、私たちの支援や配慮も工夫する必要があると思いました(10代・男性)
・とてもいい講義でした。特にご家族の生の声を聴かせていただき、とてもためになりました。(40代・男性)
・私たちは福祉の勉強をしているので多少知識はあるが、すべての人は理解できるようになるといいなと思いました。(10代・女性)



最後にこちらは大田区の障がい者福祉施設で作られている商品の一部です。とても素晴らしい作品ですので、ご興味のある方は大田区のホームページなどをみてください。

【介護福祉学科】オンライン介護過程

皆さん、こんにちは。今回は以前インスタグラムにも投稿しましたが、オンラインでの介護過程についてもう少し詳しく紹介します。
じつはこの介護過程は担当利用者様を決めて、その方にあった計画を立てて、実施・評価まで行うものです。
学内での実習が決定となり、「施設に行けなくても、少しでもこの介護過程を実際の利用者様で行わせたい!」という思いから、特別養護老人ホーム足立新生苑様に相談し、 多大なるご協力を得て オンラインでの利用者様の情報収集をする介護過程が実現しました。

5回中4回がオンラインでの利用者様の情報収集となりました。
また、情報収集以外にもこのように画面越しで対人援助の留意点や、実際の職員様と利用者様の会話のやりとりなどを見せて頂きました。 
この写真は学生がオンライン上で職員様と質疑応答をしている写真です。
学生が画面越しに利用者様と実際にお話している写真です。身振りなどをつけて利用者様にわかりやすいように話しかけています。
利用者様は2名の方が4回にわたり、学生に趣味や昔の話、今の生活などについてお話を聞かせてもらいました。
学生は今まに得たの情報を整理し、利用者様に最後の質問をしています。
そして、介護過程の情報収集最終日に足立新生苑様の福井様、本校の卒業生など3名の方にご来校頂きました。
卒業生からは2名の利用者様の情報以外にも就職活動についてのお話も聞くことができました。
学生も今まで画面越しに指導頂いた福井様に会えて感無量。
聞きたいことが沢山あり、質問がとまりません。
介護過程の情報収集以外にも個別性とは何か、観察の視点など多くのことを教えてもらいました。
今後は学生が担当利用者様を1名に絞り、介護過程の分析・統合、計画の立案をしていきます。
こちらは卒業生と在校生の写真です。
足立新生苑の皆様、5回にわたるオンラインの介護過程は本当に充実した時間でした。
教員、学生共に大変感謝しております。ありがとうございました。