現在は超高齢社会、小柄なお年寄りでも大柄な人を介助できるように、
また、元気な人にはより元気になってもらえるように、
産学官連携(企業と学校と公設の研究機関(官)で一緒に)で、
福祉機器の開発を行っているのです。
そこで、開発を行っている企業の方にきてもらって、
最新の福祉機器や、開発段階の福祉機器の試乗体験を行いました。
↓これはユーチェアです。(開発段階)
キャスターや、肘かけにセンサーがついていて、
座っていないときにはしっかりロックがかかって、つかまっても滑りません。
座ってみるとセンサーが感知して、ロックが外れます。
歩けない方でも、座りながら足で移動できるチェアです。
こんなの欲しかったという現場のアイデアから誕生しました。
座ったままこの機械にのってもらって、安全に車いすにうつってもらうことができます。
介護者の腰の負担は、いっさいありませんでした。遊園地の乗り物のようですね。
↓これは、ステップパルサ。
立つことはできても、自分であることが難しくなった人にのってもらって、
階段上りと同じ運動ができます。
これで練習することで、歩行できるようになっていくそうです。
しかもセンサーで測って調整するために、心臓への負担がないそうです。
少しずつ少しずつ、高齢者のもとめに応じて、福祉機器は進化しています。
機械や環境が、高齢者や介護をしている家族や職員を助けてくれる日が近い、
そんな印象をもちました。
年明けには、コミュニケーションロボットの企画もあります。
パロ(あざらしの赤ちゃんロボット)も早く会ってみたいです